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うとり、堪能した。硬質なことばの建築に目を瞠る。遠近法のもたらす眩暈。そして頽れていく予感に魅入られた。バラードの「時間の庭」にデルヴォーの「夜の汽車」が折り重なる眺めと言ったら…。
ボルヘスや澁澤龍彦、ボッティチェリのナスタージョ・デリ・オネスティの物語、ラス・メニーナスとヘルマフロディトス、ピラネージ、バルテュス…と、差し出されるがままにその光と反射をたどっていくのは格別な読み心地だった。
#読了 @libro.bsky.social
うとり、堪能した。硬質なことばの建築に目を瞠る。遠近法のもたらす眩暈。そして頽れていく予感に魅入られた。バラードの「時間の庭」にデルヴォーの「夜の汽車」が折り重なる眺めと言ったら…。
ボルヘスや澁澤龍彦、ボッティチェリのナスタージョ・デリ・オネスティの物語、ラス・メニーナスとヘルマフロディトス、ピラネージ、バルテュス…と、差し出されるがままにその光と反射をたどっていくのは格別な読み心地だった。
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アリックス・パレ『魔女絵の物語』グラフィック社
異教的だ、ふしだらだと、長らく西洋絵画で忌避すべき姿で描かれた存在、魔女。
本書は魔女たちを取り巻くイメージの変遷を、魔女の迫害=女性差別の歴史という観点も踏まえて西洋美術史を振り返る。
古代ギリシャの水差しに描かれたキルケーから、ゴヤのサバトに、最後は現代ブラジルのアーティストの作品までとまさに時代をひとっ飛び。近年はフェミニズムが魔女を家父長制への反旗を翻す象徴として採用しており、最後に登場する作品にはニヤリとさせられる。
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アリックス・パレ『魔女絵の物語』グラフィック社
異教的だ、ふしだらだと、長らく西洋絵画で忌避すべき姿で描かれた存在、魔女。
本書は魔女たちを取り巻くイメージの変遷を、魔女の迫害=女性差別の歴史という観点も踏まえて西洋美術史を振り返る。
古代ギリシャの水差しに描かれたキルケーから、ゴヤのサバトに、最後は現代ブラジルのアーティストの作品までとまさに時代をひとっ飛び。近年はフェミニズムが魔女を家父長制への反旗を翻す象徴として採用しており、最後に登場する作品にはニヤリとさせられる。
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とても面白かった。女三の宮について考えてみたくて手に取った。「若菜上」帖から突如姿を現し、それまでの六条院世界を変容させてしまう女三の宮は、なぜ「内面が描かれない」とされてきたのか。
男女関係のあれやこれやで登場人物たちが散々苦悩してきた物語に、恋愛も性愛も全く解さない彼女の存在は異質で、光源氏や紫の上たちが大切にしてきた価値観を否定しかねない。源氏の人生の終盤で敢えてそんな人物を出した紫式部は凄すぎる…
Ⅳ〈女三の宮の現代性〉で、構造が共通する森茉莉『甘い蜜の部屋』と比較する件もよかった。
#読了 @libro.bsky.social
とても面白かった。女三の宮について考えてみたくて手に取った。「若菜上」帖から突如姿を現し、それまでの六条院世界を変容させてしまう女三の宮は、なぜ「内面が描かれない」とされてきたのか。
男女関係のあれやこれやで登場人物たちが散々苦悩してきた物語に、恋愛も性愛も全く解さない彼女の存在は異質で、光源氏や紫の上たちが大切にしてきた価値観を否定しかねない。源氏の人生の終盤で敢えてそんな人物を出した紫式部は凄すぎる…
Ⅳ〈女三の宮の現代性〉で、構造が共通する森茉莉『甘い蜜の部屋』と比較する件もよかった。
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Uh010 追っかけから始まるシェイクスピア女子の歴史 - 白水社 www.hakusuisha.co.jp/book/b680251...
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Uh010 追っかけから始まるシェイクスピア女子の歴史 - 白水社 www.hakusuisha.co.jp/book/b680251...
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トランクひとつで海を渡ってきてすぐ「わたし」が働き始めた、古い映画館<パラダイス>。客に夢を見せるのとは裏腹に、その劣悪で不条理な日常を生々しくグロテスクに描く。読んでいるうちに映画館自体が主人公に思えてくる。各章には様々な映画のタイトルがつけられ、どことなくそれに関連した内容がつづられる。謝辞には地元カナダの映画館の名前、グルドーヴァは相当な映画好きなのだろう。彼女なりの古き良き映画館への愛惜や郷愁なのかもしれない。古い映画が見たくなった。/ 『楽園の子どもたち』という書名、映画館という楽園で働く人たち、(続く
トロイ戦争終戦後に、艱難辛苦を舐めた英雄オデュッセウス。の妻、ペネロペイアと言えば「聡明にして忍耐強く、妻の鏡」と評判の女性である。
って通説では言われてるけど、ちょっと勘弁してよね。物事はそう単純じゃないんだから_。
ってなノリで死者となったペネロペイアが語る「トロイ戦争」の後日談。
ホメロスの『オデュッセイア』で最後、オデュッセイア父息子に殺される十二人の女中たちが気になって、マーガレット・アトウッドが自ら筆を取った作品。
『オデュッセイア』でモヤモヤしてたのが、かなり落ち着いた。
@libro.bsky.social
トロイ戦争終戦後に、艱難辛苦を舐めた英雄オデュッセウス。の妻、ペネロペイアと言えば「聡明にして忍耐強く、妻の鏡」と評判の女性である。
って通説では言われてるけど、ちょっと勘弁してよね。物事はそう単純じゃないんだから_。
ってなノリで死者となったペネロペイアが語る「トロイ戦争」の後日談。
ホメロスの『オデュッセイア』で最後、オデュッセイア父息子に殺される十二人の女中たちが気になって、マーガレット・アトウッドが自ら筆を取った作品。
『オデュッセイア』でモヤモヤしてたのが、かなり落ち着いた。
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女君たち14人の、和歌だからこそ響いてくる声を掬いとる素晴らしい内容だった。鑑賞に留まらない解釈の深さ、とりわけ「夕顔」帖に出てくる生霊の正体についての指摘には、あっ凄い…と驚嘆して頗る頷いた。
物語の語り手を、源氏の目線に合わせた「信頼できない語り手」とするならば、女君たち其々に付された「心内語」にも偏りがあるのではないか。むしろ和歌にこそ、彼女たちの実像が詠み込まれているのではないか。そう捉えると、幼さばかりが目立つ女三宮や、(続く)
#読了 @libro.bsky.social
女君たち14人の、和歌だからこそ響いてくる声を掬いとる素晴らしい内容だった。鑑賞に留まらない解釈の深さ、とりわけ「夕顔」帖に出てくる生霊の正体についての指摘には、あっ凄い…と驚嘆して頗る頷いた。
物語の語り手を、源氏の目線に合わせた「信頼できない語り手」とするならば、女君たち其々に付された「心内語」にも偏りがあるのではないか。むしろ和歌にこそ、彼女たちの実像が詠み込まれているのではないか。そう捉えると、幼さばかりが目立つ女三宮や、(続く)
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2024年、ウンターリンデン村は激しい洪水に襲われた。住民が次々と避難するなか、グデリアは頑として自宅を離れようとしない。グデリアをそこまで自宅に留めおく理由は何なのか? グデリアが息子を亡くした1984年、次に大きなできごとがあった1998年、そして洪水の現代を行き来しながらやかて明らかになる哀しいグデリアの人生。子供を亡くすというのはつくづく人を、家族を壊すんだね...洪水の描写も真に迫っている。
#海外ミステリー
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2024年、ウンターリンデン村は激しい洪水に襲われた。住民が次々と避難するなか、グデリアは頑として自宅を離れようとしない。グデリアをそこまで自宅に留めおく理由は何なのか? グデリアが息子を亡くした1984年、次に大きなできごとがあった1998年、そして洪水の現代を行き来しながらやかて明らかになる哀しいグデリアの人生。子供を亡くすというのはつくづく人を、家族を壊すんだね...洪水の描写も真に迫っている。
#海外ミステリー
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異国の地から冥界までの放浪譚が終わり、いざ帰国し、不埒な輩を成敗するぜ!な後半戦。
全部読んでみての感想:かなりヘンテコな話でした。
シェイクスピア風味の悲劇の幕開け→怪談:諸国地獄めぐり→阿鼻叫喚の復讐劇っていう流れからくるテンションの差についてけず。
あと、勝てば官軍の思想が全面に出るイケイケドンドン振りで読んでて胸が悪くなる展開が目白押し。
ぶっちゃけ、復讐劇のシーンとか必要あったかな?とも思うし。うーん…
そりゃあ、マーガレット・アトウッドが『ペネロピアド』書いちゃうのも納得だな!ってなった。
@libro.bsky.social
異国の地から冥界までの放浪譚が終わり、いざ帰国し、不埒な輩を成敗するぜ!な後半戦。
全部読んでみての感想:かなりヘンテコな話でした。
シェイクスピア風味の悲劇の幕開け→怪談:諸国地獄めぐり→阿鼻叫喚の復讐劇っていう流れからくるテンションの差についてけず。
あと、勝てば官軍の思想が全面に出るイケイケドンドン振りで読んでて胸が悪くなる展開が目白押し。
ぶっちゃけ、復讐劇のシーンとか必要あったかな?とも思うし。うーん…
そりゃあ、マーガレット・アトウッドが『ペネロピアド』書いちゃうのも納得だな!ってなった。
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クリスティ文庫11冊め『ABC殺人事件』はもう少しで読み終わる。おはなしのなかの殺人は楽しい。
@amatou.bsky.social
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クリスティ文庫11冊め『ABC殺人事件』はもう少しで読み終わる。おはなしのなかの殺人は楽しい。
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ノーランの映画は予告編で「あ、観なくていいです」ってなったんだけど、せっかくなのでこちらはあたってみることにした。
トロイ戦争の英雄、オデュッセイアが終戦後あちこちを放浪し、苦労の末故郷に辿る付くまでを朗々と語った一大叙事詩。
テレコーマスが主役の1から4章まではとても演劇的な展開で一直線。読んでて明確に画が頭に浮かぶけど、本編開始のオデュッセイアの段くると話が一気にカオスになる。
登場人物の来歴に先祖、はては神話や伝説まで全部盛り。寄り道の寄り道に入り込んでいくのは、元は口頭で伝わった話だからだろうね。
@libro.bsky.social
ノーランの映画は予告編で「あ、観なくていいです」ってなったんだけど、せっかくなのでこちらはあたってみることにした。
トロイ戦争の英雄、オデュッセイアが終戦後あちこちを放浪し、苦労の末故郷に辿る付くまでを朗々と語った一大叙事詩。
テレコーマスが主役の1から4章まではとても演劇的な展開で一直線。読んでて明確に画が頭に浮かぶけど、本編開始のオデュッセイアの段くると話が一気にカオスになる。
登場人物の来歴に先祖、はては神話や伝説まで全部盛り。寄り道の寄り道に入り込んでいくのは、元は口頭で伝わった話だからだろうね。
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やはりジュライの作品は体当たりで痛々しくてまっすぐだった。前半は主人公の感情の振れ幅の大きさと性欲とそのあけすけさにうへぇとなりながら読んでたんだけど、家に戻ったあたりから俄然入り込んだ。自分らしくありたい気持ちと老いへの恐れ。ときどき挟まれる年上の女性への見下したような考えも恐れの裏返しなのだろう。あとがきに岸本さんが「私たちは孤独な小舟」と書いておられたが、本当にそう、身体のことなどなかなか共有できないことは多い。なんでも話せるジョーディーのような友達の存在は大きいよね。/ 更年期を過ぎて、(続く
皆川博子に恩田陸と、再読が楽しかった。ケイト・モートンの新作もよかった。
2026年9月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4510ページ
★先月に読んだ本一覧はこちら→ bookmeter.com/users/4839/s...
#海外文学 #読書記録 @libro.bsky.social
皆川博子に恩田陸と、再読が楽しかった。ケイト・モートンの新作もよかった。
2026年9月の読書メーター
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読んだページ数:4510ページ
★先月に読んだ本一覧はこちら→ bookmeter.com/users/4839/s...
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ボウエンの描く少女たちに魅かれ続けている。そのイノセンスと孤独、気難しさ、大人へ向ける辛辣な眼差し、とりわけポーシャやヘンリエッタの寄る辺なさは胸を衝く。
どの作品も如何せん訳文が読みにくいが、ボウエンの文体は、本来の語順を無視したり、散文と詩の境界上にある“新たな急変とリズム”を溶け込ませた晦渋で特異なものだった。アングロ・アイリッシュ(ジェントリー階級)の分裂したアイデンティティ、二度にわたる戦争、書くことと父方の狂気の結びつき、母親による子への裏切り(続く)
#海外文学 @libro.bsky.social
ボウエンの描く少女たちに魅かれ続けている。そのイノセンスと孤独、気難しさ、大人へ向ける辛辣な眼差し、とりわけポーシャやヘンリエッタの寄る辺なさは胸を衝く。
どの作品も如何せん訳文が読みにくいが、ボウエンの文体は、本来の語順を無視したり、散文と詩の境界上にある“新たな急変とリズム”を溶け込ませた晦渋で特異なものだった。アングロ・アイリッシュ(ジェントリー階級)の分裂したアイデンティティ、二度にわたる戦争、書くことと父方の狂気の結びつき、母親による子への裏切り(続く)
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家族で引っ越した町には、創設者と呼ばれる四人姉妹の伝説があった。
思いつきで小さな図書館サービスを始めたら、利用者の一人から奇妙なリクエストを受ける。
独り身で旅をするのは、新たな出会いを探すためではなくて、昔の関係に決着をつけるため。
一見すると、どこにでもある話の様なのに気がつくと、アレ?これって?という不思議な手触りや、不意を付くような展開が待っているSF短編集。
SFって分かんないという尻込みしそうな人にお勧め出来る本。大仕掛けがないから、SFの世界観に入っていきやすいんじゃなかろうか。
@libro.bsky.social
家族で引っ越した町には、創設者と呼ばれる四人姉妹の伝説があった。
思いつきで小さな図書館サービスを始めたら、利用者の一人から奇妙なリクエストを受ける。
独り身で旅をするのは、新たな出会いを探すためではなくて、昔の関係に決着をつけるため。
一見すると、どこにでもある話の様なのに気がつくと、アレ?これって?という不思議な手触りや、不意を付くような展開が待っているSF短編集。
SFって分かんないという尻込みしそうな人にお勧め出来る本。大仕掛けがないから、SFの世界観に入っていきやすいんじゃなかろうか。
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16年ぶりにイギリスの”Granta"とのコラボレーションした「群像」80周年記念号。「暴力」というテーマで「群像」から6人、"Granta"から8人の作家の作品が並び、巻末では日本語作品の英訳も掲載され、つごう13人の翻訳家が協力している。共通のテーマではあるものの、それぞれの作品は多様で、尖った作品が多い印象。特に印象的だったのは井戸川射子「もっと大きな鳥がいたはずなんだけど」、柴崎友香「なにもしていない」、ブランドン・テイラー「スターリン、レーニン、ロベスピエール」、張悦然「オオイヌノフグリ」(続く
おはようございます、朝ごはんは買ってきた生春巻きとか梨とか。
犬は夫が明け方のうちに散歩してくれたので安泰( ˘ω˘ )
クリスティー文庫10冊目『雲をつかむ死』アガサ・クリスティー、田中一江訳をもうすぐ読み終えます。面白いね✈️
@libro.bsky.social
#青空ごはん部
おはようございます、朝ごはんは買ってきた生春巻きとか梨とか。
犬は夫が明け方のうちに散歩してくれたので安泰( ˘ω˘ )
クリスティー文庫10冊目『雲をつかむ死』アガサ・クリスティー、田中一江訳をもうすぐ読み終えます。面白いね✈️
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#青空ごはん部
デイヴィッド・レヴィサン『答えは本の中に』理論社
この話のすごいところは、主人公の母親が息子ドノヴァンの「ために」善意から起こした抗議活動が、結果として主人公を学校で全く予期していない議論と対立の中心に放り込んでしまうってところ。
親子の関係性が孕む不均衡な力関係、悪意はなくても結果として差別行動に加担してしまうって図式、最終的にはただ悪意をまき散らしたいだけの人間が出て来て手に負えなくなっていく悪夢の過程がライトになってるけど、実に上手く纏めてある。
小説だから出来る雪だるま方式。すごすぎ。
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デイヴィッド・レヴィサン『答えは本の中に』理論社
この話のすごいところは、主人公の母親が息子ドノヴァンの「ために」善意から起こした抗議活動が、結果として主人公を学校で全く予期していない議論と対立の中心に放り込んでしまうってところ。
親子の関係性が孕む不均衡な力関係、悪意はなくても結果として差別行動に加担してしまうって図式、最終的にはただ悪意をまき散らしたいだけの人間が出て来て手に負えなくなっていく悪夢の過程がライトになってるけど、実に上手く纏めてある。
小説だから出来る雪だるま方式。すごすぎ。
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デイヴィッド・レヴィサン『答えは本の中に』理論社
ドノヴァンの平凡な生活は突然崩れ去った。学校の授業で読む小説のラスト2行が「青少年が読むには不適切だ!」と母親が抗議活動を始めたから。
正直言って、意味が分からない。母が「不適切」だからと没収した本のヤバそうなところを探してみるけど、全然見つからない。
そうこうしてる間に本を選らんだ先生、校長、教育委員会を巻き込んで件の本は町全体を巻き込んだ事件に発展してしまう。
禁書とクィアをテーマにしたまさに今の時代のYA小説の最高峰じゃないかな。最高。
@libro.bsky.social
デイヴィッド・レヴィサン『答えは本の中に』理論社
ドノヴァンの平凡な生活は突然崩れ去った。学校の授業で読む小説のラスト2行が「青少年が読むには不適切だ!」と母親が抗議活動を始めたから。
正直言って、意味が分からない。母が「不適切」だからと没収した本のヤバそうなところを探してみるけど、全然見つからない。
そうこうしてる間に本を選らんだ先生、校長、教育委員会を巻き込んで件の本は町全体を巻き込んだ事件に発展してしまう。
禁書とクィアをテーマにしたまさに今の時代のYA小説の最高峰じゃないかな。最高。
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www.arsvi.com/b2000/0400gd...
著者と人類学との幸せな邂逅を示す好著。生産主義的イデオロギーを対立軸として資本主義と対峙しようとしたマルクス主義の限界を端的に示し、産業革命以前より連綿と連なる人々の営みから人類学の知見を活かしてアナキスティックな実践を取り出し、別様の世界のありかたを求める現在進行形のさまざまな活動への接続を図ります。予備知識がなければ荒唐無稽にも思えるこの試みを、著者の他者を信頼・尊重する姿勢が支えます。おすすめ。
#読書メモ
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著者と人類学との幸せな邂逅を示す好著。生産主義的イデオロギーを対立軸として資本主義と対峙しようとしたマルクス主義の限界を端的に示し、産業革命以前より連綿と連なる人々の営みから人類学の知見を活かしてアナキスティックな実践を取り出し、別様の世界のありかたを求める現在進行形のさまざまな活動への接続を図ります。予備知識がなければ荒唐無稽にも思えるこの試みを、著者の他者を信頼・尊重する姿勢が支えます。おすすめ。
#読書メモ
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