岡田一実
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岡田一実
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俳人・岡田一実。句集に『境界ーborderー』(2014)、『新装丁版 小鳥』(2015)、『記憶における沼とその他の在処』(2018) 、『光聴』(2021)、『醒睡』(2024)『余光』(2026)、 単著に『篠原梵の百句』(2024)HAIKU,for its own sake.
「見る」とはどういうことだろう。「知っている」と「見ている」は、どこで食い違うのだろう。写生について考え続けている私の原点みたいな思い出です。

【エッセイ】松|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
【エッセイ】松|岡田一実
高校生のとき、選択科目で「美術」を選んだ。 その最初の授業で「松を描いてみてください」と言われた。 松なら知っている! 幹があり、枝が伸び、もこもこと茂る。そう、書割に描いてあるやつだ! 誰でも知っているあの木だ! 私たちは何も見ずに、それぞれ松を描いた。 難しい課題だとは思わなかった。幹を描き、枝を伸ばし、その先に葉を置く。出来上がった絵は、誰が見ても松だった。ずいぶんと、それらしい松だ! ...
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October 12, 2026 at 8:04 AM
今日は樫谷棚田の新米販売会に。
おにぎりとカレーのお接待!!
美味しすぎる……!!
ミニ俳句大会でミニ総評もしました。
October 11, 2026 at 6:32 AM
「写生俳句なんて写真でいい」。本当にそうだろうか。写真のほうが正確で、情報量も多い。それでも十七音で"写す"意味はどこにあるのか。写真と写生の常識を問い直す論です。

写生俳句は写真に置き換えられるか|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
写生俳句は写真に置き換えられるか|岡田一実
1.はじめに 「写生俳句は写真でよいのではないか」という言説がある。見たものを描くなら、写真のほうが正確で、情報量も多い。十七音に詰め直す理由が見当たらない、という理屈である。 この理屈は二つの前提に立っている。写真は現実をそのまま見せるという前提と、写生は現実を写し取る作業だという前提である。写真は幾重もの媒介を経た像であり、写生俳句は言葉の選択と配列によって見え方を作る。両者に共通するのは...
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October 10, 2026 at 10:28 AM
面河渓、菌狩。
October 8, 2026 at 1:08 PM
「これは見ていなければ書けない俳句だ」――でも、なぜそう思う? 言葉には、作者がそれを見た証拠なんてどこにもないのに。写生について、ちょっと厄介なところまで考えました。

写生はなぜ「見たこと」になるのか|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
写生はなぜ「見たこと」になるのか|岡田一実
1.はじめに 「これは見ていなければ書けない俳句だ」と思うことがある。 句に書かれたものの関係や動きが、予想していたものと少しずれている。そのずれを読み返すうちに、こう書くには作者も目の前のもので足を止めたのだろうと思えてくる。 このとき私たちは、句を読む作業から、作者の過去を推測する作業へ踏み出している。言葉の働きについての判断が、いつのまにか制作の事情についての判断になる。この移行は何に...
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October 7, 2026 at 1:41 PM
日本記号学会編『繭の記号論 技術をめぐる倫理・芸術・哲学』(新曜社、2026)、読了。

「繭」の概念はイタリア出身の哲学者エマヌエーレ・コッチャに由来する。技術は生の最も内的な表現であり、自己同一性を手放し、自分自身が変容すると同時に、それが関わる自己との関係性をも変化させる。
第Ⅱ部「繭のアルス――先端技術とメディアアートの行方」は特に面白く、そのなかでも石橋友也「『失敗の可能性』からバイオアートの技術実践を考える」という論文がかなり興味深かった。やや「常識」を逆撫でするところが「バイオアート」にはあると感じた。
総じて、実に面白い内容だった。
#読書
September 30, 2026 at 9:48 AM
鷹羽狩行『誕生』、再読読了。
いつも良い意味でキザだなと思う。これが段々とカラオケ節化してくるのだが……。
山口誓子の序に反して、「結婚/吾子」というテーマより前の句が良いなと、今回は思った。

空林に凧の一糸が透き走る
上京以後幾旬過ぎし鰯雲
蝶凍てて西方へ天落ち窪む
螢籠置きてぎつしり畳の目
海に出て群あざやかに稲雀
月明きこととは別に野外劇
雁過ぎしあと全天を見せゐたり
花満ちし蓮田を市電ともし過ぐ
全燈を点けての後も枯野汽車
航終る陸の雪甲板の雪
地の霜を傷つけし巻尺を捲く
薔薇展混む濡れ洋傘の倒れし音
出航や花束で指す遠雪嶺
輪をせばめやまぬ鳶ゐて寒葬
芝焼いて煙草は別の燐寸擦る
September 28, 2026 at 4:23 PM
「うまい」のに、どうしてこんなにつまらないんだろう。この厄介な感覚を、そろそろ「好みの問題」で片づけるのはやめようと思います。俳句を読んで、ときどき退屈してしまうあなたへ。

世界を意味にしないために――俳句における「物の抵抗」|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
世界を意味にしないために――俳句における「物の抵抗」|岡田一実
1. はじめに 俳句を読んでいて、「うまい」と思うのに面白くないことがある。 比喩は鮮やかで、季語も働いている。意外な言葉が衝突し、生や死、戦争、記憶、家族といった大きな主題も十七音に立ち上がる。欠けているものが見当たらないのに、面白くない。 私が退屈を感じる句の多くは、世界を「意味」へ回収する力が強すぎる。 2. 意味になる木 目の前に一本の木がある。孤独を読むことも、老いや戦争の記憶...
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September 28, 2026 at 5:59 AM
鰯雲はなやぐ月のあたりかな 高野素十
September 24, 2026 at 10:43 AM
角川「俳句」10月号、特集「遊びのすすめ」に「俳諧味再考 態度と言葉のあいだ」を寄稿しています。
前半は「俳諧」の歴史と本質、後半は具体的に句を引いてご紹介しています。
お手にとって頂けると幸いです!
#読書
September 24, 2026 at 7:52 AM
帳簿が合うより一銭の「下手み」が欲しい。そんな俳句の不思議を書きました。秋なのに牡丹の句。嗚呼。

一銭合わない俳句――「下手み」は理想美に抵抗できるか|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
一銭合わない俳句――「下手み」は理想美に抵抗できるか|岡田一実
上手な俳句には、収支が合いすぎているものがある。 季語を置き、ものを置き、言葉を選んで切れを作る。取り合わせに絶妙な距離をとる。十七音を読み終えると、それぞれの言葉が完璧に役割を果たし、余剰も不足もない。 なるほど、と思う。美しい、とも思う。 そして、それで終わってしまう。 人は俳句に慣れるほど「収支を合わせる」のが上手くなる。余計な言葉を削り、説明を避け、季語を働かせる。推敲のたびに比喩...
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September 22, 2026 at 4:58 AM
「Obsidianの最大の欠点」は、「マメな人にしか向かないこと!」なんじゃね?私は一瞬で諦めた。
September 16, 2026 at 4:10 PM
Reposted by 岡田一実
【大拡散希望】11月10日(火)の19時からNHKカルチャーでオンライン句会を行います!開催日は暦の上では冬ですが、兼題は晩秋の季語の「冬支度」。
リアル句会に行けない人にオススメです!見逃し配信もあり!
www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/...
NHK文化センターさいたまアリーナ教室:もうすぐ冬支度!晩秋ナイト句会
www.nhk-cul.co.jp
September 16, 2026 at 9:32 AM
千代田葛彦『旅人木』、読了。
初めて知った俳人。
「馬酔木」同人。「賜る俳句」を標榜しており、それは〈「識域以下のいのちの存在が、純粋直観によってことばに結びつくということ、私の魂が造化のいのちにつながる瞬間において私なりの大宇宙を持つということ、そしてそういう機会に恵まれる素地を培い鍛えて、情緒をより潔くしておくということ」であり、決して消極的な待ちの姿勢を意味するものではない。天啓を希求する積極的な姿勢を内に秘めた、高い次元での待ちの姿勢なのである〉と有働亨の解説にある。高らかに、やや仰々しく歌い上げる作風。
#読書
September 16, 2026 at 1:50 PM
「私たち」という言葉を、あなたはどんな言葉だと思いますか。
一見すると、とても穏やかな一言です。けれど、私はどうしても立ち止まってしまう。なぜなのか。少し考えてみました。

「私たち」の怖さ|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
「私たち」の怖さ|岡田一実
虫の音や私も入れて私たち 野口る理 野口る理『しやりり』ふらんす堂、2014年 私がいる。そして、ほかの誰かがいる。そこへ「私」を含めれば、「私たち」になる。ごく当たり前のことを言っているようで、私はこの「私たち」に少し怖さを感じる。 「私たち」は、単なる複数ではない。「人々」や「彼ら」なら、その集団を外側から指すことができる。しかし「私たち」には必ず発話者である「私」が含まれる。そして「私」...
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September 15, 2026 at 3:23 PM
悲しいから、悲しい句を書くのだろうか。
作者の「心」へ帰る前に、一句の言葉を見る。
大塚凱句集『或』から、抒情が生成する場所を考えました。

「も」があるから、寂しい――抒情はどこから来るのか|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
「も」があるから、寂しい――抒情はどこから来るのか|岡田一実
​抒情とは何だろう。 ​作者の内部に感情があり、それが言葉となって外へあらわれる。作品を読むことは、その言葉を通して作者の心に触れることである。抒情は、しばしばこのような「心の表出」として語られる。 ​しかし、作品を読んでいると、順序が逆に感じられることがある。心が先にあって言葉を選んだのか。それとも、この言葉が置かれたことで、初めてその情感が生まれたのか。 ​毛布抱いても貰つた花が枯れてゆ...
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September 15, 2026 at 9:47 AM
山本健吉『定本 現代俳句』、角川ソフィア文庫から新装版が出るのか……。
ジェンダー視点の古さや「写生」への理解の乏しさなどはあるけれど、批判的に読むなら良い本だと思う……。

平井照敏『現代の俳句』も再版して欲しいところ……。
September 15, 2026 at 6:09 AM
Reposted by 岡田一実
2026年9月25日 『定本 現代俳句』 山本健吉 (KADOKAWA) [eBooks] https://sinkan.net/?asin=BW0002755026&action_item=true #新刊情報 #sinkan
2026/9/25 定本 現代俳句 山本健吉 [単行本] | 新刊.net
2026-09-25 発売 定本 現代俳句 山本健吉 KADOKAWA 単行本
sinkan.net
September 9, 2026 at 7:25 PM
平井靖史『はじめてのベルクソン 時間をひらく哲学』(講談社、2026)、読了。

熱量の高い入門書。
本領発揮なのは第三章「私と世界を時間でつなぐ ――『物質と記憶』が描く持続のスペクトル」なのだが、ここは平井の『世界は時間でできている――ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)の方が詳しい。むしろ、村山達也『ベルクソン入門』(青土社、2025)で「『目的論』的な間違い」と否定された「エラン・ビィタル」が、第四章「生命の創造性を解き明かす――『創造的進化』が捉える進化のからくり」で「探索・推進」と解釈され直して復活を遂げているのが興味深った。

#読書
September 13, 2026 at 6:45 AM
Reposted by 岡田一実
つまらない俳句を、上手に書く。
俳句に慣れるほど、それができてしまう。
「美しいですね」で終わりたくない人へ。

美しい俳句は、なぜつまらないのか|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
美しい俳句は、なぜつまらないのか|岡田一実
書展に行った。第37回 愛媛独立書展である。 展示された書を、かなり近くからまじまじと見た。すると、文字の形よりも、筆がどこから入り、どちらへ動き、どこで力を加え、どこで抜けたのかが気になってきた。書き順が見えるのである。 ここから入って、ここで曲がって、ここで筆を返したのだろう。かすれや墨溜まりを辿ると、すでに終わったはずの運動が、こちらの目の前で動き出すように感じられる。一本の線に、速さも重...
note.com
September 9, 2026 at 5:45 PM
つまらない俳句を、上手に書く。
俳句に慣れるほど、それができてしまう。
「美しいですね」で終わりたくない人へ。

美しい俳句は、なぜつまらないのか|岡田一実 note.com/suisei13/n/n...
美しい俳句は、なぜつまらないのか|岡田一実
書展に行った。第37回 愛媛独立書展である。 展示された書を、かなり近くからまじまじと見た。すると、文字の形よりも、筆がどこから入り、どちらへ動き、どこで力を加え、どこで抜けたのかが気になってきた。書き順が見えるのである。 ここから入って、ここで曲がって、ここで筆を返したのだろう。かすれや墨溜まりを辿ると、すでに終わったはずの運動が、こちらの目の前で動き出すように感じられる。一本の線に、速さも重...
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September 9, 2026 at 5:45 PM
古賀まり子『洗禮』、読了。
「馬酔木」はこの頃病床俳句を評価する場となっていた。まり子も、秋櫻子の選を受けながら、清瀬病院で作句。
心情をそのまま詠う句柄。
個人的にはやや採りづらかった。

山茶花に立ちて入日をみて居りぬ
昼ふかき囀りやがて夢となる
蚊帳吊りて病めばひとりの夕ながし

#読書
September 9, 2026 at 2:39 PM
50歳になりました!
50代はより身軽に生きたいな。
しがらみを少なく、小さく、楽しく!
俳句は私にモノやコト、言葉を豊かに味わうことを教えてくれます。
しっかり作って、しっかり読んで、またしっかり作って、の繰り返しで味わい尽くしていきたいです!
あなたと一緒に!Haiku Love!!
September 4, 2026 at 3:07 PM
橋爪恵子『ガストン・バシュラール 芸術と科学の間』(2025、東京藝術大学出版会)、読了。

本書は、フランスの思想家ガストン・バシュラールにおける芸術と科学の関係を五章立てで論じる。第一章は両者の対立、第二章は想像力を軸にした類似性、第三章は互いを区別しつつ補い合う相補性、第四章はヘーゲル的な弁証法的関係を扱い、第五章では孤独・休息・活力・幸福といった観点から芸術を捉え直す。科学と対比される存在として芸術を位置づけながらも、両者が相互に益をもたらす可能性を探り、バシュラールの思想における知性と美の関係、そして日常における芸術のあり方を問い直す一冊。
September 3, 2026 at 5:26 AM
現代俳句協会、退会完了!
16年間の在籍でした。
みなさま、ありがとうございました。
September 2, 2026 at 6:05 AM