自機ララ子の2周目リプレイ絵日記。
(新生2.xネタバレ全開です!🙏)
CWLS『こだわり横丁』事務局担当
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「くっそ…羨ましいぜ。あんたが戻ったら質問攻めにしてやるからな」
「ああ、覚悟しておくとするよ」
「いいか、魔導城と同様、遺構の中では通信が繋がるかどうかもわからん。ノアからのサポートは難しいかもしれん。判断はお前に任せるが、危険だと思ったら深入りはするな。これはただの調査だ」
「大丈夫だ、シド。死ぬつもりはない」
「ま、そうだな。歴戦の冒険者には余計なお世話だったか」
「そんなことはない。あなたたちが備えてくれているからこそ、わたしはいつも前だけを向ける。感謝しているよ」
「そこはお互い様だ。よし…行ってこい!」
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「あんた、あの王狼の軍勢を返り討ちにしたらしいじゃねーか」
「返り討ちにしたのはエオルゼア同盟軍だよ。その彼らを動かしたのは暁の盟主たちだ」
「でもアルテマウェポンを潰したのはあんただろ?しかも蛮神を三体も葬った神狩りときた。マジですげーわ」
「賢人とやらはゴシップに耳聡い」
「わりー、気を悪くしたなら謝るよ。職業病みてーなもんだ」
「気を悪くしてはいない。ただ賢人にもいろんな人がいると思っただけだ」
「オレに言わせりゃ賢人なんて変人の巣窟だよ。ま、あんたとは長い付き合いになりそうだ。オレの勘は当たるんだぜ?」
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「お前は技師じゃないんだ、ここは霊砂の購買権、譲ってくれ。な?」
「…ビッグス、さっき新型飛空艇を造ると聞こえたが」
「え?ああ、そうだ。霊砂を解析して同水準の研磨剤を量産すれば、親方の機構を上回る燃料効率の飛空艇を造れる」
「驚嘆すべき技量だ。この短期間でシドを超える性能に到達か」
「お、おう。すごいだろ?」
「しかもだ。親方が困っているとあらば、必要な素材もぽんと譲る度量」
「おうよ……え?」
「それも自ら進んでだ。この懐の深さはどうだ……違うのか?」
「……霊砂は持って行け」
「いいのか?ありがとう」
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「あれがクリスタルタワーか…実物を見るのは初めてだよ」
「なかなかのもんだろ」
「シド、あなたはよくここに来るのか?」
「いや、そうでもない。今回、聖コイナク財団に調査を提案してからが本格的な検分になる」
「…あんな巨大な建造物、一体どうやって建設したんだろうな」
「俺にもわからん。まさにアラグの叡智ってやつだな。少なくとも我々では到底できない芸当だ…もちろん帝国もな」
「理解できない叡智なんて、またろくでもない連中に悪用されるだけじゃないのか?」
「聡いな、その通りだよ。まさにそこが今回の調査の焦点だ」
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「あら、随分とご機嫌な様子ね」
「ちょっと大きな依頼が一段落してね」
「依頼?貴女最近、暁関係のお仕事で手一杯ではなかったかしら」
「それのことだよ。暁の依頼で蛮神駆除と帝国退治をしていた」
「蛮神と帝国を害虫扱いするのは、エオルゼア広しと言えど貴女くらいね」
「大げさだな。そんなことより、面白い話を聞いたんだ。クリスタルタワー周辺が何やら騒がしいらしい。あとは、何と言ったかな。探偵…何でも屋…違うな」
「事件屋?」
「それだ。ちょっと行ってくる」
「少しは休んで、遊んだらどう?」
「ああ、だから休暇で冒険に行くんだよ」
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「一つ聞いてもいいかしら」
「いくつでも」
「その…後悔したことはない?暁に加わらなければ、光の戦士だの英雄だのにならず、今も平穏に冒険者をしていられたかもしれないわ」
「同じだよ」
「え?」
「光の戦士でも英雄でも、どんな呼び方をされたとしても、わたしのやることは変わらない。厄介事が起きてたらお節介を焼きたいし、面白そうな事件があれば首を突っ込みたい」
「…」
「だから、もし暁に加わっていなくても、きっと別の形で蛮神や帝国に関わっていたんじゃないかな」
「…本当に‥あなたらしいわね」
「わたしは、冒険者だからな」
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「わたしたちは脱出する」
「…そうか」
「あなたも連れて行けるが、その場合、あなたはエオルゼアの法で裁かれることになる」
「無用だ。わしは、我が覇道と共にここで斃れる。…冒険者よ」
「なんだ」
「うぬがもし帝国人であっても、わしとは異なる道を歩んだか」
「さあね…わたしは帝国をよく知らないから。ただ…」
「む…?」
「あなたがエオルゼアに生まれていても、多分友人にはなれないな。あなたは傲慢な人だから」
「わしは傲慢か」
「ああ。わたしの知る限り、それはもう飛び抜けて傲慢だよ」
「…ふっ、賛辞と受け取ろう」
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「アシエン、出てくると思っていた」
「ハイデリンの使徒よ。随分と力をつけたものだ」
「おかげさまで。一応聞くが、サンクレッドを返すつもりはあるか?」
「返すとも。目的を果たしたらな。もっとも、そのときこの者の自我が残っているかは保証できぬが」
「保証など期待していないよ」
「…君のエーテルの波動からは、私に対する警戒の色が感じられぬな。そこの帝国人は読みやすいのだが」
「あなたは言葉が通じる。会話ができるなら恐れる必要はないだろう?」
「君の本当に厄介なところは魔道でも戦闘技術でもない。そういうところだ」
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「あなたは強者で高潔で公平だ。共感できる部分も無くはない。あなたの統治するエオルゼアは、さほど悪い世界じゃないのかもしれない」
「‥ほう?」
「だが、あなたの後継者は?子や孫は?あなたに命令する皇族は?皆あなたのような強者なのか」
「強者に非ざれば、別の強者に斃されるまでよ」
「その度に戦争になる」
「力の行使と証明は強者の責務だ」
「強者交代の連鎖で、いつ人々はあなたの言う安寧を得る?エオルゼアのやり方もあなたのやり方も、結局どちらも完全じゃないんだ。ならわたしは、弱くて強いミンフィリアにつくよ」
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「シド、聞こえるか?魔導アーマーのことなんだが…」
《なんだ、不具合でもあったか?》
「逆だ。前より乗りやすい…というより、わたしの操縦を先読みして動いていないか?」
《その通りだよ。うまく作動しているな》
「どういうことだ?」
《魔法人形コアの一部インターフェースを、擬似神経網経由でアーマーの制御系に接続し、学習型フィードバックサイクルを構築した。イカしてるだろ?》
「…………」
《…あー、つまりだな。そいつはお前と仲良くなるほど動きが良くなる、搭乗可能な巨大ミニオンってことだ》
「それはもう、相棒じゃないか」
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「まさか単身で乗り込んでくるとはね。英雄ゆえの自信かしら。それともただのお馬鹿さん?」
「砂の家の襲撃を覚えているか」
「ええ、暁の親玉さんを確保したときね」
「そこでひとりのシルフ族を手にかけたことは?」
「んー…悪いわね。雑兵までいちいち気に留めていないの」
「あなたの言うその雑兵の亡骸にわたしは約束した。帝国には必ず相応の報いを受けてもらう、と」
「…」
「どうやらその約束を果たせそうだよ。あなたとガイウスが本国に帰還することはもうない」
「…とんだ茶番ね。その顔を屈辱に歪ませてあげる」
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「すまんな。貴様の名、英雄の象徴として作戦に使わせてもらった」
「構わない。名でも何でも、使えるものがあるなら使ってくれ。なりふり構っていられる相手じゃないはずだ」
「…その通りだ。すまん」
「さっきから謝ってばかりだぞ、ラウバーン。それに、将校なら上官の指示に従うものだろう?」
「どういう意味だ」
「やはり知らなかったか。わたしは不滅隊の所属だよ。この前、少闘士に昇進した」
「…ふっ…はははっ!貴様が我輩の部下だと?ここ最近で一番笑える冗談だ」
「全くだ。だから、遠慮なくわたしを顎で使うといい」
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「あなたたちはガイウスを随分と慕ってるようだ。優れた将帥なんだろうな」
「慕っている?優れた?軽々に言を玩ぶな。閣下の崇高な理想は冒険者ごとき浅慮の及ぶところではない」
「そうかもしれない。だけど理解しようと努めることはできる」
「貴様らが理解する必要はない。ただ黙して閣下の成されることを受け入れよ。さすれば安寧を享受できよう」
「それは奴隷になれ、ということか?」
「意志なき者は奴隷と変わらぬ。意志ある者に隷属するのは当然のこと」
「窮屈だな。すまないがエオルゼアは、誰かに鎖で繋がれた安寧に興味は無いんだ」
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「珍しいね、君が盟主たちに敬礼するのは」
「アルフィノ、わたしはエオルゼアが動いたこの日を一生忘れないだろうな」
「君が動かしたのさ」
「違う、各国盟主たちを…エオルゼアを動かしたのは、ミンフィリアとあなただ」
「そうだろうか」
「帝国がどんな兵器や将帥を出しても、局地戦ならわたしは多分どうにかできる」
「ああ、そうだろうね」
「だけど、そんなものはただの一つの力だ。一つの力で歴史は動かない。歴史を動かすのは人々の心で、その心をあなたたちは動かした」
「…」
「そう思ったら、つい敬礼してしまっていたよ」
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「二人とも、疲れてないか?」
「そうね…タタルさん、ごめんなさい。怖い目に遭わせてしまったわ。ゆっくり身体を休めてね」
「平気でっす! 覚悟の上でっすから」
「タタルもだが、ミンフィリア、あなたもだよ。リウィアに拘束されていただろう。大丈夫か?」
「私はいいのよ。暁の盟主は、暁のあらゆることに全責任を負うのだから。それに、言わなかったかしら? 私は元採掘師よ。こう見えて頑丈なの」
「そうか…あなたは強い女性だな」
「ふふ、それをあなたが言うの?」
「戦いのことじゃない。生き方や心の有りようが、だよ」
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「ん? 見ない顔だな…」
「はッ、中隊長殿に報告! 小官はエル・エン・オルトであります! 第XIV軍団・第6大隊兵站担当への即時異動を拝命、本日付でカストルム・セントリに着任しました!」
「ふむ、ご苦労。貴官の奮励に期待する」
「はッ、恐縮であります!」
(おいウェッジ。あいつ魔導アーマーの操縦はあんなにビビってたクセに、潜入した途端、生き生きし始めたぞ。どっちを見ても帝国兵だらけだってのに、肝の据わった女だぜ)
(同感ッス。名前に軍制の『エン』まで付けて、ノリノリで軍人っぽい喋り方してるッス)
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「なあ…シド」
「ああ、悪いな。アーマーの調整にはもう少し時間がかかりそうだ」
「いや、そうじゃなくてだな…」
「ん? どうした。笑顔が引きつってるぞ」
「その…本当にコレをわたしが操縦するのか…? あなたたちの誰かが操縦してわたしが護衛、では駄目か」
「アーマーの護衛を歩兵がするのか? 露骨に怪しいだろ」
「…前にも言ったが、わたしは機械音痴なんだ。動かせる保証はないぞ」
「はっはー! 百戦錬磨の冒険者にも弱点があったってわけだ」
「笑い事じゃない…」
「心配すんな。チョコボよりも簡単に乗れるようにしてやるさ」
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「いいチームだな、あなたたちは。シドが心血注いで育てただけある」
「ならウチにくるッス!」
「おう、お前なら大歓迎だぜ」
「…いや、不合格だ」
「親方!?」
「ははっ、それはそうだ。わたしはエンジンの修理もできないよ」
「親方、そんな言い方ないッス…」
「そうですぜ、こいつは俺たちの恩人だ」
「おい勘違いすんな。不合格なのは俺たちだ。こいつはな、いつか世界だって救うようになる。そんな奴にはウチでは狭すぎるのさ」
「親方…」
「けどな、お前が世界を救うとき、その傍らには常にウチの技術がある…そうなってみせるぜ」
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「ううっ…ビッグスぅ…オイラを残して先に逝くなんて、ひどいッスよぉ…」
「こらこら、相棒を勝手に殺すな」
「だってぇ…ひっく」
「大丈夫、生きている…とは軽々しく言えないが、わたしの知っているガーロンド・アイアンワークスの連中は、揃いも揃って呆れるほどしぶとい。あなたの相棒がそう簡単に斃れるとはわたしには思えないな」
「そう…ッスかね…?」
「ああ。それに、ビッグスが生きていたら…」
「生きていたら?」
「わたしが必ず連れて戻る。必ずだ。それは約束するよ」
「ほんとッスか…?」
「わたしは冒険者だからな」
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「なあアルバロ」
「なんだ?」
「二重依頼をやらかしたあの依頼主は、一人分しか報酬を払わないとの仰せだ。わたしたち同業者同士で競わせ、成果を総取りする魂胆が見え透いている」
「俺もそう思う。だがエルはそれを承知の上で話に乗ったんだと思っていたが」
「最初はな」
「…ああ、確かにこいつはキリがない。後から後から妖異が湧いて出てくるな」
「アルバロ。ここは共闘しないか?」
「共闘? 臨時パーティを組むのか」
「あなたは守り手として火力を得る。わたしは攻め手として盾を得る。報酬も按分、悪くないだろう?」
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「ミンフィリア救出、厳しい作戦になるわね…」
「簡単じゃないが、気負うこともない。わたしが蛮神と戦えるのはなぜだと思う?」
「キミが蛮神よりも強いから!」
「違う、イダ。わたしは蛮神よりも遥かに弱いよ。わたしが蛮神と戦えるのは彼らが人語を操るからだ」
「ほえ? どういうこと?」
「つまり、言葉で判断や感情を誘導し、全力を発揮させない戦術でこちらの領域に引きずり下ろせる相手ということさ。帝国も同じだ」
「呆れたわね…そんなこと考えながら、いつもあんな強大な敵と戦ってたの?」
「わたしは英雄ではなくただの冒険者だからな」
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