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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科。社会学・アメリカ研究。新刊『リトルトーキョーは語る:凝集・越境・包摂の日系アメリカ史』(名古屋大学出版会、2025年)ほか、『アファーマティブ・アクション』(中公新書、2024年)、『アメリカ多文化社会論[新版]』(法律文化社、2022年)、『未完の多文化主義』(東京大学出版会、2021年)など。Xは広報用、こちらを読書・映画日記・雑記用として運用中。
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『リトルトーキョーは語る:凝集・越境・包摂の日系アメリカ史』(名古屋大学出版会)見本出来! 20世紀におけるロスアンジェルスのリトルトーキョーという場所の変貌を、日本との越境的なつながりと地域における多人種関係が交錯するなかに描きました。均質性や排除を呼び起こしながらも、境界を柔軟に描き直し、異質性を包摂してきた「コミュニティ」とはいかなるものであったのか。11月11日ごろ発売! www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978...
松井康浩著『スターリニズム』(岩波新書, 2026)読了。新書にしてはめずらしく読み終わるまで時間がかかってしまったのも、この本の中身の濃さがあってのことだと思う。ロシア・ソ連現代史の基本をおさえ、近年の研究動向をカバーしながら、著者独自の「人びとのソ連受容」まで含めるという新書のお手本のような本でした。事実関係とメタな議論のバランスもよい。自分のテーマでもこうゆう本が書けたらいいなあ。
October 8, 2026 at 10:41 PM
やっと見られたスティーブン・スピルバーグ監督『ディスクロージャー・デイ』。スピルバーグらしいヒューマニズムが底流にあるSFサスペンス・スリラー。国家機密を扱ってるのにやたらと緩い組織も、お話的には必要かどうかどうかわからないカー&列車アクションも、時々おおっと言いたくなる凄い撮影も、ちょっと昔の大作映画の趣きで自分は好き(だが酷評も理解はできる)。ただIMAXで見る必要は全くなかったことと、公開延期で世界の祭りに乗り遅れて微妙な感じになってしまったことはやっぱり残念。
October 6, 2026 at 12:25 AM
石川敬史著『アメリカ革命史』(山川出版社, 2026)読了。ここ数年、革命期を扱った本はいくつか出ているけど、それぞれ力点やポイントが絶妙に違っていて面白い。本書は「政治思想史」の議論として自分のなかでも混乱していた部分がクリアになるところもあり、とても勉強になった。とくに「複合国家」概念は、最近勉強中のアメリカ移民政策史の問題を考えるうえでも新しい視点を提供してくれそう。もう少し類書を読んでみよう。
October 6, 2026 at 12:17 AM
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Starting next year, Americans seeking their first passports will be able to apply entirely online, Secretary of State Marco Rubio announced on Tuesday. nyti.ms/4yp9eK6
September 30, 2026 at 10:40 PM
駆け込み映画館その2。沖田修一監督『さとこはいつも』はオープニングシーンが今年一番。聡子役の姫野花春さんが素晴らしい。私は石田ひかりと筒井道隆の夫婦役に感慨深くなってしまう世代。深田晃司監督『ナギダイアリー』は田舎で人生見つめる系映画の新機軸。アートとクィアのドラマを支える「構造」の描き方が秀逸だったと思います。
September 30, 2026 at 11:17 PM
もうすぐ秋学期の授業始まるので映画館に駆け込み中。『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか』と『ヒンド・ラジャブの声』は、どちらも映画としての感想が書きにくいけど、大切な作品。どちらもこの世界には「慣れてはいけないこと」があることを教えてくれる。ヒューマニスティックな「落としどころ」で落ち着くのを拒否するような鋭利な作り。そしてどちらも音がとっても大事なので多くの方に映画館で見てほしいです。
September 28, 2026 at 1:54 PM
是枝裕和監督版『ルックバック』見てきました。これはこれでよかった! 相変わらずの子役マジック、映画館でこそ映える美しい秋田の風景、繊細な音の演出など、畦道の名シーン以外にも心に刺さる場面が多々ありました。りっぱな「是枝映画」に仕上がってました。原稿書きに疲れてきたシルバーウィーク中日の気分転換にもとてもよかった。
September 22, 2026 at 12:21 PM
『オデュッセイア』IMAXで見てきた。いままでで一番わかりやすいノーラン映画かもしれない。3時間飽きずに普通に楽しめる、オスカー監督の余裕を感じました。メッセージもよい。他者への「歓待の精神」を喪失して根本から変わってしまった世界って、いまの世界そのものではないか。

あと、主役級ばかりの豪華キャストのなかでエリオット・ペイジの起用はうれしかった。短いけれど物語の鍵となる、とても重要な役柄でした。
September 14, 2026 at 10:00 AM
往復の飛行機で映画いろいろ見ました。未見の話題作中心に、細田守監督の『果てしなきスカーレット』、ヨン・サンホ監督『顔(The Ugly)』、カリー・バーカー監督『オブセッション 災愛』、ケイン・パーソンズ監督『バックルームズ』ほか。どれもオリジナルな要素や表現のある野心的な作品ですが、個人的には『バックルームズ』の不条理で不可解な雰囲気、異形のセンスに感心しきり。手ぶれ映像のけっこう重要なシーンがあって映画館だったら酔ってたかもしれないので、飛行機のモニターでちょうどよかったかもしれない。
September 6, 2026 at 12:41 AM
海外調査に行くとなぜかSNSを見なくなる。というわけで帰ってきました。
September 5, 2026 at 2:56 AM
久々にSFベイエリア訪問中。資料リサーチは好調。週末はアーカイブスが休みなので、土曜はローカルな図書館で、日系アメリカ人家族の歴史を描いた映画『Kintsukuroi(金繕い)』の上映会へ。地元の観客で満席でしたが、家族のやりとりに笑いが広がり、差別のシーンでは怒りの声があがるなど雰囲気がとてもいい。上映後のQ&Aも盛り上がり、図書館の閉館時間まで続きました(自主制作ならではの苦労話も面白い)。出演していた友人たちとも再会できて素敵な午後でした。
August 30, 2026 at 2:57 PM
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“People are in extreme mental distress.” More than a hundred Haitians in Springfield, Ohio, have been fitted with ankle monitors by ICE, according to a local organization. The devices will make it far easier for federal authorities to locate people if full-scale deportations begin. nyti.ms/4y1V8hr
August 22, 2026 at 10:40 PM
ヨハン・グリモンプレ監督『叛逆のサウンドトラック』(2024年)見ました。1950〜60年代のコンゴ独立後の大国の介入による混乱を、同時代のジャズ・ミュージシャンたちの演奏とともに描いたドキュメンタリー。冷戦期のプロパガンダからプロテスト・ミュージックまでさまざまなジャズ音楽の歴史とコンゴ独立と指導者パトリス・ルムンバをめぐる政治劇がまるでヒップホップのようなキレキレの編集で描かれる2時間半。凄い映画を観た。公開館数も回数も少ないみたいなので、お早めに。
August 21, 2026 at 1:21 PM
コロナ禍の中高生を描いた『この夏の星を見る』1日限りの再上映企画へ。三宮の劇場も満席で、想像以上に若い世代のお客さんが多いのがすばらしい。私は中高生というよりは完全に先生たち目線で、終盤の綿引先生の名台詞がぐっと来ます。公開1年が過ぎてもサブスクに入る予定もなさそうですが、星空も主役の映画なので劇場で見るのがベスト。次見られるのはいつだろう。
August 21, 2026 at 1:07 PM
ガス・ヴァン・サント監督『マイ・プライベート・アイダホ』(1991年)リマスター版再上映へ。お盆の週末で劇場も満席。世代的に、スクリーンで動く青年期リヴァー・フェニックス目当て(+若き日のキアヌ・リーヴス)の方が多そう。社会から落ちこぼれたポートランドの若者たちのオフビートな関係性との距離感がガス・ヴァン・サント作品っぽい。劇中のリヴァーとキアヌの顛末がそのままその後の彼らのキャリアとも重なるのはなかなか辛い。
August 16, 2026 at 12:42 AM
旅先での映画鑑賞。100年以上の歴史を持つ上田映劇でのミケランジェロ・フランマルティーノ監督特集上映にて『地底への旅/洞窟』(2021年)。字幕も劇伴もなく、1961年イタリア地方での洞窟探検の様子が、近くに住む一人の老人の最期の数日ととも描かれるという超マニアック作品。引きと寄せのコントラストが効いた映像が素晴らしく(洞窟シーンは)涼しげでもあるので、ちょっとしたうたた寝も込みで夏の朝活にぴったりでした。劇場もとってもクラシックだけれど、スクリーンも音響もハイレベルで素晴らしかった!
August 14, 2026 at 3:50 AM
夏休み映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(デスティン・ダニエル・クレットン監督)。若者でにぎやかな映画館は久しぶりでうれしい。私はトム・ホランド主演シリーズはどの作品もヴィランとの決着シーンがイマイチなのが気になっていたのですが、そこは変わらず。でもNYの摩天楼スウィングの表現は劇場で観てこそ。よいサマー・ブロックバスタームービーでした。
August 14, 2026 at 1:58 AM
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米国で、科学研究資金への政治介入を制度化する動きがあり、研究者の間に緊張が走っている。2026年7月21日に、全米アカデミーズ(科学アカデミー、医学アカデミー、工学アカデミー)の会長が連名で再考を求める声明を出した。
www.nationalacademies.org/news/stateme...
提案されている政治介入の内容であるが、アメリカ合衆国行政管理予算局(OMB)が、議会に送付する予算教書(予算案)を作成する際に、研究予算の部分を政権が任命した人物が査読するようにしようというもの。
Statement by Presidents of the National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine on OMB Proposal to Change Federal Grantmaking Process
Recently the National Academy of Sciences, National Academy of Engineering, and National Academy of Medicine each submitted public comments to the Federal Register to object to a June proposal by the ...
www.nationalacademies.org
August 6, 2026 at 1:12 AM
Amazon Primeで配信中のドラマ『すいか』(2003年放送)。第1話で浅丘ルリ子演じる「教授」が手にとって読んでいたのは、なんとHenry Yu, Thinking Orientals (2001) であった。「教授」の専門は人類学っぽかったが、20世紀前半シカゴ学派の人種理論形成期に関わったアジア系社会科学者の研究・・・。オシャレ装丁ではあるけど家具屋の飾りに置いてあるタイプではない。スタッフに関係者がいたか?
August 2, 2026 at 11:08 PM
最近見た映画その1『開戦前夜』(石井裕也監督)。日米開戦前に戦争のシミュレーションを任務とした総力戦研究所の物語。軍国主義に対峙するエリート若者の青春物語と見るといい作品でしたが、肝心の「問題の所在」の描き方はもう少しなんとかならんかったかな。

その2『モアナと伝説の海』(トーマス・ケイル監督の実写?版、字幕にて)を家族で。2016年のアニメ版とほぼ同じなので、アニメと同じ程度にはよくできた作品です。結局はアニメを実写(風)にしたことの意義ってなんだろうと考えてしまう。
August 2, 2026 at 1:57 PM
誰もが知る名作揃いの「午前10時の映画祭」の上映リストでも異彩を放っていた『カプリコン・1』(ピーター・ハイアムズ監督、1977年)ですが、映画館で見たら予想以上に楽しめました。火星に行っていなかった宇宙飛行士たちを描いた陰謀論映画としてのサスペンスはかなりユルめですが、実はアクションがすごい。とくに乗り物アクションは(お世辞抜きで)トム・クルーズばりの迫力でした。昔の映画となめてかかってましたがこんな再発見はうれしい。あと、ちゃんと演技するO・J・シンプソンが見られます。これも貴重!
July 31, 2026 at 12:30 AM
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『難民とセクシュアリティ  アメリカにおける性的マイノリティの包摂と排除』
yorunoyohaku.com/items/6083b0...
人の移動とセクシュアリティには強い関わりがある。人の国際移動、とりわけ強制移動と呼ばれる現象のなかにセクシュアリティの問題が規定されていることを、性的マイノリティの人々が難民として移動する経験に関するアメリカでの調査を通して明らかにする。
『難民とセクシュアリティ  アメリカにおける性的マイノリティの包摂と排除』
人の移動とセクシュアリティには強い関わりがある。人の国際移動、とりわけ強制移動と呼ばれる現象のなかにセクシュアリティの問題が規定されていることを、性的マイノリティの人々が難民として移動する経験に関するアメリカでの調査を通して明らかにする。
yorunoyohaku.com
July 24, 2026 at 8:24 AM
今日は仕事前の「朝活」で孫明雅監督の映画『トロフィー』を見に。登場人物間の微妙な違和を丁寧にすくい上げ、物語を進めていく描き方がとてもよかった。派手な事件は起きないけれど、日本社会のなかの朝鮮学校をめぐる現実、K-Pop時代の文化消費の力とそれでも拭えない違和感、若い世代にとっての「民族」への向き合い方など、どのテーマもおざなりにせずに丁寧に描くのは決して簡単じゃない。そんな難しいハードルをひらりと乗り越えた、さわやかな青春映画としてもおすすめしたい一作です。
July 22, 2026 at 1:46 PM
こちら明日、同志社大学にて開催です。事前にいただいた報告資料を見ても、日本の入管体制の成立をめぐる研究の最前線を切り開く内容になりそう。事前登録など不要です。ぜひご参加下さい!
2026年7月19日(日)13:00-16:30 同志社大学烏丸キャンパスにて、公開シンポジウム「戦後東アジアにおける入国管理システム形成の論理と相互規定:日本、台湾、沖縄を手がかりに」を開催します! 近年刊行された研究書3冊を手がかりに、日本の出入国管理制度の形成を第二次世界大戦後の東アジアの文脈から考えます。報告者は、李英美さん(京都大学)、土井智義さん(明治学院大学国際平和研究所)、鶴園裕基さん(香川大学)、コメントに明石純一さん(筑波大学)、外村大さん(東京大学)という豪華布陣です!

miccskyoto.jp/programs/849/
公開シンポジウム戦後東アジアにおける入国管理システム形成の論理と相互規定——日本、台湾、沖縄を手がかりに——(日時:2026年7月19日(日)13:00-16:30会場:同志社大学烏丸キャンパス志高館SK110登壇者:李英美(京都大学)、土井智義(明治学院大学国際平和研究所)、鶴園裕基(香川大学)、明石純一(筑波大学)、外村大(東京大学)主催:グローバル地中海地域研究同志社拠点「多文化都市と共生の...
Link概要東アジア諸国における入国管理システムは、「大日本帝国」崩壊後の境界変動とその後の冷戦体制に規定されながら形成されてきた。近年、この課題を扱った著作が次々と刊行されている。たとえば、米国統治下の沖縄における移動管理を扱った土井智義...
miccskyoto.jp
July 18, 2026 at 12:22 AM
最近見た映画。『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』(ブラント・アンダーセン監督、2024年)。シリア内戦における人道危機から難民の脱出を描く群像劇ですが、多様な視点から人道危機状況について伝えるとともに、映画としてサスペンスの演出レベルがとっても高い。そして、「私は異邦人だった」というタイトルが効いている。オバマが「私たちもかつて異邦人だった」と述べたように、このタイトルはアメリカの「移民の国」言説のキーフレーズの一つでもある。本作のメッセージは世界的な人道危機だけでなく、アメリカのあり方を問うことにも向けられている。
July 17, 2026 at 12:44 AM