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訳書『森を焼く人』(M・R・オコナー、英治出版)2025年5月21日刊行。これまで『絶滅できない動物たち』(ダイヤモンド社、2018年)、『ようこそウェストエンドの悲喜劇へ』(論創社、2022)など訳しました。
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【『『訳書発売!】

M・R・オコナー『森を焼く人』(英治出版)、本日発売です。

著者のオコナーさんも、邦訳の刊行をとても喜んでいます。

オコナー作品を手掛けるのは第1作に続いてですが、本作で、「火」を通して彼女が自分を赤裸々に語っているのに驚き、生半可な気持ちではいかん、と居住まいを正して臨みました。一作ごとに、作品と彼女自身が進化・深化しています。女性として、母として、人間として、火とともに、火によって、彼女も変わっていきました。

彼女をはじめ、ふだんなら人生が交錯することなどないであろう人々が交わるときに発生するケミストリーや醍醐味も味わっていただけたらと思います。
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こんばんは! 青空ごはん部 管理人です。

突然ですが、皆さんは #OnigiriAction をご存知でしょうか? 10月3日(木)〜11月16日(土)の間、対象SNS(X, Facebook, Instagram)に上記ハッシュタグを付けておにぎりの写真を投稿すると、協賛企業が寄付→主催団体によってアジアやアフリカに給食が届く!というキャンペーンだそうです。

残念ながらBlueskyは対象外ですが、特設サイト( onigiri-action.com )でも写真投稿が可能とのことです。

青空ごはん部とは何の関係もないのですが、このような活動は応援したいと思い、シェアさせていただきました!
おにぎりアクション2024 - おにぎりで世界を変える
写真投稿で給食を届けよう。あなたがおにぎりを食べると、アフリカ・アジアの子どもたちにも温かい給食が届く。2024.10.3(火)スタート!
onigiri-action.com
October 3, 2024 at 1:38 PM
【読書日記】温又柔『煌めくポリフォニー わたしの母語たち』(岩波書店、2025年)

読み終えて、毎度のことながら副題の「わたしの母語『たち』」の「たち」を忘れてはいけない、と肝に銘じる。ポリフォニーという言葉もそうだが、pluralというのはしなやかで強い。

最後に収録されている「おてんきゆき」は、しんみりと読んだ。これは「秋田国語伝習所ノート」(2016年7月発行)に収録されている。秋田県横手市は亡父がが15歳まで過ごした土地で、「おてんきゆき」での叔父さんの、すべての言葉に濁音がつくような話し方を目で見て「そうだったなあ」と、横手の親戚が話していた言葉を懐かしく思い出す。
煌めくポリフォニー わたしの母語たち/温 又柔|人文・社会科学書 - 岩波書店
台湾で生まれ、日本で育った作家が、複数の言語のはざまで、「正しい」「普通の」日本語を揺さぶり、言語の豊かさを紡ぎ出す。 温 又柔 著
www.iwanami.co.jp
October 8, 2026 at 1:06 AM
【読書日記】ブリアン・クリスナ『どうせ死ぬなら、最後にミーアヤム』(西野恵子訳、春秋社、2026年)

太って、色黒で、会社で誰からも相手にされない37歳男性が、自殺しようと決め、最後の食事に食べたかったミーアヤムの屋台に行くが、その屋台が閉まっており……。そこから運命の歯車が(いい意味で)とんでもない方向に動き出す。

ジャカルタが舞台なのだが、階級ごとに集落をつくっているというのは、東南アジアでよくあることなのだろう。主人公を助けてくれた会社のポーターや、凧屋の主人が暮らしているところは、かつて我が家がうっかり入り込んでしまったバンコクの廃線跡のスラムを思い出しながら読んでいた。
どうせ死ぬなら、最後にミーアヤム - 春秋社 ―考える愉しさを、いつまでも
何をやってもうまくいかない会社員のアレは誕生日に死ぬことを決める。しかし神様に嫌われた彼はどうしても自殺計画を実行できず…… ブリアン・クリスナ 著
www.shunjusha.co.jp
October 5, 2026 at 1:49 AM
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「書評家・豊﨑由美さんが司会を務め、豪華ゲストとともに海外文学の魅力を語り尽くす「読んでいいとも!ガイブンの輪」が、ついに第100回を迎えます!」

ということで、2026年12月20日(日)の夕方から第100回記念回「豪華ゲストの外文フェス&オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.15」が開催されます。

不肖わたくしも第2部「「ガイブン好き作家」座談会」に参加いたします。

豊﨑由美さん、柴崎友香さん、古川日出男さんとお話しする予定です。

すごいメンバーでいまから緊張しますが、頑張ります。

www.loft-prj.co.jp/schedule/plu...
豪華ゲストの外文フェス&オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.15 - LOFT PROJECT
書評家・豊﨑由美さんが司会を務め、豪華ゲストとともに海外文学の魅力を語り尽くす「読んでいいとも!ガイブンの輪」が、ついに第100回を迎えます! これを記念して、今年は会場を新宿ロフトプラスワンに移し、17:30から22: […]
www.loft-prj.co.jp
October 4, 2026 at 4:49 AM
【読書日記】井上理津子『東京で驚いた』(光文社、2026年)

東京近郊在住歴=人生のわたしがびっくりしたのは、昆布文化の経緯だ。東京の昆布文化は大阪由来なのである。関東大震災後の東京を復興させるプロジェクトで中心となったのが関西のゼネコンで、そのお偉方がよく集まったのが、赤坂にあった魯山人の店、星岡茶寮だ。だが、そこで出る料理がお偉方の口にどうしても合わない、だしが違うということで、大阪の昆布業者が請われて東京に移転したという経緯だ。

大阪では香典の慣習がなくなった、というのも驚いた。数年前に、大阪の不祝儀の黄色い水引きを見せてもらってびっくりしたのだが、香典袋も使わなくなったんだろうか。
東京で驚いた - 光文社の本 – 刊行書籍の公式情報サイト –
『さいごの色街 飛田』など大阪の表裏を書いてきた著者が東京で驚いた事を東西比較し、深掘りする傑作ルポエッセイ! 井上 理津子 著
books.kobunsha.com
October 4, 2026 at 1:57 AM
【展覧会日記】『路上、お邪魔ですか?』@松濤美術館

路上観察学会の展示が主目的だ。地下1階の展示では、トマソンの発祥である四谷純粋階段をはじめ、さまざまな「トマソン」の写真が出迎えてくれた。笑ったのが、放屁の記録と、靴底に挟まった小石を収集した無数の小瓶という林丈二の作品?2種だ。1970年代前半の「日本読書新聞」では、当時『櫻画報』も出して、キレッキレの赤瀬川原平が書いた記事がトップページを飾る。

2015年に廃業した本郷の菊水湯の部品を使った銭湯山車も展示されていた。これは11月23日に実際に練り歩くという。さぞ壮観だろう。

常時流れているギリヤーク尼ヶ崎のビデオが圧巻。
October 3, 2026 at 8:16 AM
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『半分姉弟』フランス語版が…出る‼️
タイトル『D'ici et d'ailleurs』は、「とてもフランス語的な表現だけどあえて直訳するなら」と前置きして「ここから、そして、別の場所から」というような意味合いらしいですよ👀
フランス語圏の読者さんたちにどんな風に受容されるかドキドキですが…ともかく漫画文化が激アツなフランスで出版できることが嬉しいですね🥹
2027年3月発売です〜!

(藤見ヨキト先生の作品になってるけど!)
D'ici et d'ailleurs de Yokito Fujumi
(2/4)
October 3, 2026 at 4:06 AM
【読書日記】友田とん『「手に負えない」を編みなおす』(柏書房、2026年)

読み終えて「手に負えない」のは万物ではないか、と、ふと思う。友田さんは主に地下鉄の漏水とその対策に興味を持つようになった。

よくよく考えれば、人間の体だって経年劣化はある(「手に負えない」)はあるわけで、それを地下鉄の漏水対策よろしく、小さな手当(薬を飲んだり、体操したり)でなんとかしのぐ。まさに「手に負えない」を編み直して、だましだまし使い続けることに通じてはいまいか。たまに「だましだまし」では間に合わなくて、大ナタを振るうこともあるけれど。
「手に負えない」を編みなおす|柏書房株式会社
「地下鉄の漏水対策」観察から始まる、暮らしと探究のクロニクル。『『百年の孤独』を代わりに読む』著者、待望の新作!
www.kashiwashobo.co.jp
September 26, 2026 at 9:51 AM
【読書日記】戸塚啓『大宮アルディージャはなぜ外資に買収されたのか 日本サッカーとスポーツビジネスに起きた「革命」』(光文社新書、2026年)

「育成型クラブ」の理想は、そのクラブのジュニアチームに入った選手、トップチームに上がってそこでキャリアを終えることと思っていたが、育成した選手を正当な価値で買ってくれる海外のクラブに売る、そしてそのお金でまた選手を育てることが大事という視点に、蒙が開かれた。

2024年度に最も稼いだJリーグのチームは(当然)浦和レッズで102億円だ。一方、世界でいちばん収益を上げたクラブはレアル・マドリードで年間およそ2148億円。世界との差はまだまだ大きい。
大宮アルディージャはなぜ外資に買収されたのか? - 光文社の本 – 刊行書籍の公式情報サイト –
レッドブルの大宮アルディージャ買収は日本サッカーの転換期だ 。世界基準の経営が示す、稼ぐ力を高める道とは? 戸塚 啓 著
books.kobunsha.com
September 24, 2026 at 5:13 AM
【読書日記】戸板康二『忘れじの美女』(三月書房、1988年)

「忘れじの美女」とあるから、著名な女性の話が続くのかと思いきや、ページが進むにつれて、歌舞伎をはじめ演劇界の名優の話が増える。40年くらい前の話だけに、先代や先々代の話になり、孝夫(!)・玉三郎が若手扱いされている。たしかにこのふたりは「舞台にも、花があり」、そして「いやなところが全くない。明朗な人柄」だからこそ、人気が出たのだろう。そして実力も伴っているから、鬼に金棒だ。

引退後、瀬戸内海に身を投げて命を絶った八代目市川團蔵の話にしんみりする。遺体は上がらなかった。
忘れじの美女 | 戸板 康二 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで戸板 康二の忘れじの美女。アマゾンならポイント還元本が多数。戸板 康二作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また忘れじの美女もアマゾン配送商品なら通常配送無料。
www.amazon.co.jp
September 23, 2026 at 1:23 AM
【映画日記】清水崇監督『八つ墓村』(松竹、2026年)

今回の尾上金田一の『八つ墓村』だが、監督がJホラーで名高い清水崇で、ミステリーというよりは、ホラーだった。個人的にはこっちのほうが強烈なトラウマだ。1970年代の映画は、じめじめねちねちとした、でも肌感覚でわかる怖さだったが、清水版は、説明できない超自然的なものの怖さだ。エンドクレジットのあとのシーンが怖いよ~!

津山三十人殺しを題材とした大量殺人はいつ出てくるかと思ったら、最後に華々しく(?!)出てきた。

小梅、小竹の双子おばあちゃんを高島礼子に演じさせたのは若すぎる! それとふたり別々の役者でもよかったんじゃないか。
映画『八つ墓村』公式サイト
大ヒット上映中!ミステリーの金字塔!巨匠・横溝正史の「八つ墓村」を完全新作として映画化!誰も知らない“八つ墓”の秘密が今明かされる──ようこそ、最高の悪夢へ。
movies.shochiku.co.jp
September 22, 2026 at 10:17 AM
【読書日記】パク・ミンギュ『三美スーパースターズ 最後のファンクラブ』(晶文社、2017年)

原書は2003年に韓国で刊行。韓国野球史上最弱のクラブだった三美スーパースターズを応援し続けた主人公の半生(1982年~98年)が描かれる。三美スーパースターズは、現在の韓国と国が奨励する徳とは正反対の存在であるがゆえに美しかった。それを主人公は、一流大学を卒業して入社した一流企業から解雇され、離婚して初めて悟る。悟る手助けをしたのは、同じ大学の哲学科に入り、紆余曲折があって新聞配達と牛乳配達で暮らしている親友のソンフンだ。

日本もまったく同じことが言えるよなと、台風の日に読み終えてしみじみ。
三美スーパースターズ 最後のファンクラブ | 晶文社
〈韓国文学のオクリモノ〉 パク・ミンギュ 著 斎藤真理子 訳 四六判並製 364頁 定価:2,200円(本体2,000円) 978-4-7949-6980-4 C0097 〔2017年11月〕 韓国プロ野球の創成期、圧倒的な最下位チームとして人々の記憶に残った三美スーパースターズ。そのファンクラブ会員だった二人の少年は、大人になり、様々な危機を乗り切って、生きていくうえで最も大切なものは何かを知る...
www.shobunsha.co.jp
September 21, 2026 at 9:01 AM
Reposted by Etsuko Oshita
面白そう。

日本大学文理学部資料館展示室「書店から消えた本 絶版回収本展示会」、9月18日~12月4日
chs.nihon-u.ac.jp/information/...
September 20, 2026 at 11:40 PM
【読書日記】Emma Tennant "The Last of the Country House Murders" (Faber and Faber, 1974)

なんだこの奇想天外な筋は?! 上流階級に対する「革命」があり、「革命政府」が荘園に住む上流階級を殺し、それを謎解きゲームとして見世物にすることを決定し……。

ごく大雑把にはSFというくくりになるんだろう。お化けが出てきたり、2026年現在でも実用化されていないようなテクノロジーが出てきたりする。そして殺される予定の人間と革命政府が送り込んだ探偵と「殺人者(予定)」と脇役の思惑が錯綜してこんがらがりまくる。
The Last of the Country House Murders
Amazon.co.jp: The Last of the Country House Murders : Tennant, Emma: Foreign Language Books
www.amazon.co.jp
September 20, 2026 at 1:56 AM
【舞台日記】中村芝翫主演『リア王』@新橋演舞場

衣装を含め舞台美術が「和」なのだが、まったく違和感がなかった。着物を自在にアレンジした衣装は絢爛豪華で、戦いのシーンでは陣幕や幟が登場する。また、賽の河原と思しき場所やススキも重要な場面で効果的に使われていた。

後半で圧倒的な存在感を見せつけたオールバニー公爵を演じた松江がよかった。エドガー役の三浦涼介って三浦浩一の息子なのか。どことなくフェミニンなところがあり、独特の存在感がある。

悲劇だけれど、要所要所で笑いが入って息抜きができるのは大きい。コミックリリーフは大事。
リア王
シェイクスピア×中村芝翫、三度目の幕が上がる―― 豪華キャストを迎え、四大悲劇の最高峰『リア王』に挑む!
www.shochiku.co.jp
September 19, 2026 at 6:52 AM
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『半分姉弟』作中のペルーの子のスペイン語は
ペルー出身の移民1.5世の方に翻訳監修してもらってるんだけど、
たとえば「帰りたい」という台詞について、
そのままだと「Quiero regresar(帰りたい)」とかですけど、
「Quiero irme(出ていきたい、この場を離れたいみたいなニュアンス)」のほうがいいかもしれません、自分も12歳で日本に来たけど当時はずっとそう言ってたので…
みたいなコメントも合わせて送ってくれるのでいつも涙ぐんでしまう…
翻訳で関わってくれる方々、みんなキャラクターに寄り添ってくれて本当に有り難い限りです😢
September 18, 2026 at 12:01 PM
Reposted by Etsuko Oshita
おじいさんのマスターが一人でやっている近所の喫茶店に行ったら、おじいさんの常連さんが「明治座に行ったぜ。あの子はなかなか上手いな」と話していたので、若い役者さんの話かなと思って聞いてたら、コロッケさんのことでした。思わず検索したら66歳でした…
September 17, 2026 at 2:51 AM
【読書日記】原田ひ香『古本食堂 新装開店』(ハルキ文庫、2026年)

2024年に単行本で刊行された作品の文庫化なので、いまはなき飲食店も出てくる。メナムのほとりとか。と思って、ふとググったら、わたしが数か月前に入ったタイレストランが、移転したメナムのほとりだった。山の上ホテルのバー、ノンノンはほんとうになくなってしまった……。

兄から引き継いだ古書店を守る女性と、そこを手伝う親類の女子大学院生を中心に、中小出版社やご近所のブックカフェの人々や作家志望の若者も加わり、神保町の物語が紡がれる。

神保町の文壇バー、一度行ってみたい。
古本食堂 新装開店|書籍情報|株式会社 角川春樹事務所 - Kadokawa Haruki Corporation
「株式会社 角川春樹事務所 - Kadokawa Haruki Corporation」オフィシャルWEBサイト、書籍情報、シネマ情報、会社情報など
www.kadokawaharuki.co.jp
September 15, 2026 at 9:54 AM
【映画日記】『冴えないボクと映えるキミ』(2026年)@キネカ大森

彼らが高校生活を送ったティルチ(ラパリ)という都市を知らなかったのだが、水辺の都市で、いい街だ。デザイナーの初恋の人はイスラム教徒。彼自身はキリスト教徒だが、両教徒が同じ学校で学んでいるというところをポンと入れ込んでいるのも現在風だ。

そしてインフルエンサーの女性は日本でいえば元ヤンで、阿漕なことをした同級生男子の太ももをコンパスで刺したりと、やりたい放題だった。

最初に「スーパースター・ラジニカーントに感謝する」と出てきたが、自分で自分のことをスーパースターって言っていいのは、世界広しといえどもラジニカーントだけだな。
映画『冴えないボクと映えるキミ』|9月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
『ツーリストファミリー』の制作陣が贈る、新世代ロマンティック・コメディー
spaceboxjapan.jp
September 13, 2026 at 10:16 AM
【読書日記】團伊玖磨『朝の國 夜の國』(中公文庫、2026年)

1950年代に、こんなふうに世界を飛び回った音楽家がいたんだなあ。オペラの研究といってヨーロッパに長期滞在し、聴き知らぬ音を求めてイラクの砂漠に向かう。音楽だけでなく、接した人々や文化をユーモラスに描きつつ、ときに鋭い視点が入り込んでくるので、虚を突かれる。

テヘランの西瓜の話は「そうそう!」とヘッドバンギングしていた。わたしも出張でテヘランに行ったときに、毎朝西瓜を食べていた(そしてそれを写真に撮っていた。ついでに毎日のスカーフファッションも撮っていた)。ペルシア語で西瓜は「ヘンダワネー」というのか。ひとつ利口になった。
朝の國 夜の國 -團伊玖磨 著|中公文庫|中央公論新社
www.chuko.co.jp
September 12, 2026 at 1:49 AM
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ブログに「世界を巡る物語」という記事を書きました。

2026年6月に、ブッカー賞財団とリーディング・エージェンシーという団体が刊行したブッカー賞作家たちの短篇集『世界を巡る物語』についてのメモです。

イギリスで読書の推進をミッションとして活動しているリーディング・エージェンシーがこの20年ほど行っている Quick Reads という短くて面白くてすぐ読める本を人びとに提供するというプログラムの一環として発行されたものです。

自分のための調べ物メモのようなものではありますが、よかったらどうぞ。

yakumoizuru.hatenadiary.jp/entry/2026/0...
世界を巡る物語 - 作品メモランダム
ブッカー賞財団とリーディング・エージェンシー(The Reading Agency)は、去る2026年6月に『世界を巡る物語――ブッカー賞作家による短篇集』(All Around the World: Stories by Booker Prize Writers, Vintage Classics, 2026/06/11)という本を刊行しました。 ■リーディング・エージェンシー リーディング・エ...
yakumoizuru.hatenadiary.jp
September 11, 2026 at 8:26 PM
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『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』『楽園の夕べ』のルシア・ベルリンの小説邦訳、ここに完結!

作家の素顔を伝える小説、エッセイ、日記からなる作品集

ルシア・ベルリン/ 岸本佐知子 訳
『新しい人生 小説、エッセイ、日記』
www.kodansha.co.jp/book/product...
『新しい人生 小説、エッセイ、日記』(ルシア・ベルリン,岸本 佐知子) 製品詳細 講談社
『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』『楽園の夕べ』のルシア・ベルリンの小説邦訳、ここに完結! 作家の素顔を伝える小説、エッセイ、日記からなる作品集
www.kodansha.co.jp
September 10, 2026 at 12:38 PM
【読書日記】沢村貞子『わたしの人生案内』(中公文庫、2026年)

1960年代から1980年代にかけて毎日新聞と読売新聞に連載された人生相談をテーマ別に選び、最後にエッセイ2篇を収録。

寄せられる悩みと投稿者は時代を感じさせるが、それに答える沢村にはまったく時代を感じない。「自分の人生に責任をもつのは自分」という彼女の軸がまったくぶれていないからだろうし、その軸がいつの時代にも不変のものだからなのだろう。
わたしの人生案内 -沢村貞子 著|中公文庫|中央公論新社
www.chuko.co.jp
September 10, 2026 at 12:20 PM
【展覧会日記】『ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵』@あべのハルカス美術館

絵画はまったくの門外漢なので、もっぱら、「おもろいか否か」を基準に作品を観た。その結果、個人的第一位がマネの「アスパラガスの束」。迫力あるアスパラガスだった。マネは何を思ってこれを題材に選んだのか。

ロートレックらしくないロートレックの絵も初めて見た。漁船も描いていたのか。

この展覧会は、最後以外はすべて写真撮影OK、順路が決まっておらず好きなように動いていいというかなりさばけた展覧会だった。解説も思わずじっくり読んでしまった。

ところで、ゴーギャンはいつからゴーガンになったの?
September 8, 2026 at 6:34 AM
M・R・オコナーが再びThe New Yorkerに寄稿。今回は、『森を焼く人』にも登場したスモークジャンパー(森林降下消防隊員)を取り上げている。

スモークジャンパーという存在も時代には抗えず、存続の危機にさらされている。道路がどんどん敷設されて、スモークジャンパーでないとたどり着けないという場所がどんどん減っているのもその一因だ。森林火災は今や都市でも起こり得る。

挿入されているカラー写真がいい。むくつけき大男の隊員がミシンで自分の防火服を繕っている姿が、なんとも可愛らしい。

オコナーがThe New Yorkerに寄稿した文章が、いつか1冊にまとまらないものだろうか。
The Art of Leaping Out of Planes to Fight Wildfires
Since the nineteen-forties, smokejumpers have been parachuting into remote parts of the U.S. to contain dangerous blazes.
www.newyorker.com
September 5, 2026 at 9:08 AM