夜はそんなに出歩かないようにしているのだけれど、今日は満月だからすこしだけ、と芭蕉さんのお願いで宿を出て月見に行く。
河原まで歩いてみると、あまりにも大きくて丸い月にさすがに気持ちがたかぶって、芭蕉さん…と話しかけようとしたら、今まさにその頭の中で俳句を練り上げているのだろう表情で月を見上げている恋しい人がいて、「こりゃ眩しくっていけないや」とほほえむ杜国
夜はそんなに出歩かないようにしているのだけれど、今日は満月だからすこしだけ、と芭蕉さんのお願いで宿を出て月見に行く。
河原まで歩いてみると、あまりにも大きくて丸い月にさすがに気持ちがたかぶって、芭蕉さん…と話しかけようとしたら、今まさにその頭の中で俳句を練り上げているのだろう表情で月を見上げている恋しい人がいて、「こりゃ眩しくっていけないや」とほほえむ杜国
「この辺りァ最近辻斬りが出るんだってねえ」
いつものように泊まった木賃宿で旅人どうしの会話がもれ聞こえて、すこしピリ、とした空気になる杜国と、まあ夜中出歩かなければ問題ないだろうと杜国の肩をぽんぽん叩きながら笑顔で声をかける芭蕉さん。
ある日、木賃宿のおかみさんの頼まれごとで思ったより時間がかかってしまい、とっぷり夜になってしまう。
周囲を警戒しながら歩く杜国と、おかみさんが心配しているだろうから早く帰らなければねと呑気な芭蕉さん。
「この辺りァ最近辻斬りが出るんだってねえ」
いつものように泊まった木賃宿で旅人どうしの会話がもれ聞こえて、すこしピリ、とした空気になる杜国と、まあ夜中出歩かなければ問題ないだろうと杜国の肩をぽんぽん叩きながら笑顔で声をかける芭蕉さん。
ある日、木賃宿のおかみさんの頼まれごとで思ったより時間がかかってしまい、とっぷり夜になってしまう。
周囲を警戒しながら歩く杜国と、おかみさんが心配しているだろうから早く帰らなければねと呑気な芭蕉さん。
夜中、眠る芭蕉さんの顔にかかっている髪の毛をよけてあげながら 「俺のものになるはずがない」と暗闇のなかでつぶやくけれど、彼がそのときどんな顔をしているのかは誰も知らない…rp
夜中、眠る芭蕉さんの顔にかかっている髪の毛をよけてあげながら 「俺のものになるはずがない」と暗闇のなかでつぶやくけれど、彼がそのときどんな顔をしているのかは誰も知らない…rp