おれから見たクロは根っからのロマンチストで、ばかみたいな大きな夢を抱く事もしばしばある。けれども、それを描く為のプロセスは意外にも現実的で、石橋を叩きながら、ひとつひとつ着実に駒を進めて行くタイプだったりもする。
つまり、大体の事はなんだかんだ上手く行く。
そんなクロが、後悔。
「後悔? なにそれ? いつから?」
質問が多いのよ、と困ったように眉を下げながらクロは笑った。そんな事は知ったこっちゃない。どうせ、訊いてほしくて言って来たくせに。
「大学一年の時」
「十三年も前の話じゃん」
「つっても後悔し始めたのは最近だけど」
「どういうこと?」
おれから見たクロは根っからのロマンチストで、ばかみたいな大きな夢を抱く事もしばしばある。けれども、それを描く為のプロセスは意外にも現実的で、石橋を叩きながら、ひとつひとつ着実に駒を進めて行くタイプだったりもする。
つまり、大体の事はなんだかんだ上手く行く。
そんなクロが、後悔。
「後悔? なにそれ? いつから?」
質問が多いのよ、と困ったように眉を下げながらクロは笑った。そんな事は知ったこっちゃない。どうせ、訊いてほしくて言って来たくせに。
「大学一年の時」
「十三年も前の話じゃん」
「つっても後悔し始めたのは最近だけど」
「どういうこと?」