パナマ運河軍団
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王様の耳はロボの耳
ちいかわの映画についてはめちゃくちゃおもしろかったというわけでもないのにかなり思考を侵蝕されている感じがあり、たとえばきょうはにゃんこスターの「リズムなわとび」をなぜか見たくなってYouTubeで動画を繰り返し再生していて、何回めかで、そうか、この「なわとび大好き少年」があの世界の文法で生きてそうだから見たくなったのか、と気付くなどしていた。
August 15, 2026 at 5:15 PM
及川啓監督『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を新宿ピカデリーで観る。前半は処理しなければいけない情報が多すぎて着いていくのが難しかったが、後半は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『私がビーバーになる時』と重なる問題意識がありこれが2026年か、と思った。個人的な課題として最近まとめて見ている平成仮面ライダーやFateシリーズから繫がっているものを感じて、個人的にはやはりそれはちょっと素朴すぎるような気がする。(2026映画19)
August 13, 2026 at 3:21 PM
毒蝮三太夫にジジイとかババアと言われて喜ぶ心性と、俯瞰してたら賢いみたいな感覚、がなんらかのかたちで混ざってこうなっているのではないかと直観しているのだが、どうか
August 13, 2026 at 9:39 AM
本日別方面でも映画ちいかわが話題になっており、休みの日にわざわざ時間をつくってまで観に行きたくはないので仕事帰りに映画館に寄ることにしていま開場待ち。観る前の予想としては、湊かなえ作品とかある時期以降の朝井リョウ作品のような、究極的には自分を刺してこないことが事前に了解されている悪意、みたいなものが透けて見える感じなんじゃないかと思っている。
August 13, 2026 at 9:33 AM
近々ちいかわの映画を観ることになりそう。これまでTwitterのタイムラインに漫画が流れてきても人力ミュートして目に入れないようにしていたし、ちいかわに関する言説もできるだけ読まないことを心がけていたくらいには忌避している「コンテンツ」であったので、なぜ忌避していたのかという部分から考えなきゃならんのが正直めんどくせー。
August 11, 2026 at 6:21 AM
濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』をグランドシネマサンシャイン池袋で観る。7/19のこと。結局3回観ているのでだいぶ好きなんだろうと思う。長塚京三が素晴らしすぎる。ちょっと『ヤンヤン 夏の想い出』のときのイッセー尾形みたいな存在感があって、マリーと真理によってあまりにも共有されてしまっている世界の平面的な感じを掻き乱していると思う。まあ実際にはそれすら計算されたものであり、苦手な人はその人工的な感じが苦手なのかもしれないと思う。(2026映画18)
August 11, 2026 at 6:07 AM
𠮷田恵輔監督『四月の余白』をヒューマントラストシネマ渋谷で観る。6/27のこと。𠮷田自身や内藤瑛亮監督などが繰り返し扱う、「犯罪加害者にも被害者にもその後の人生がある」という問題意識をベースにした設定。一ノ瀬ワタルが演じる西健吾というキャラクターの薄っぺらさゆえの底の知れなさ、みたいなものがずっと不気味なので、そこに吸い込まれていく夏帆に「そっちじゃない!」と思い続けることになる。終盤の篠原篤のある行動はこの映画のすべてを肯定してしまいかねないほど神々しいが、それでいいのか? とも思う。あと澤海斗役の上阪隼人はYouTuber「とにかく売れたい中華料理屋。」に似てた。(2026映画17)
August 11, 2026 at 5:47 AM
久保明教『内在的多様性批判』を読みはじめたところ、かなり大きな参照項として朝井リョウ『正欲』があるとわかった。ということで、『武道館』を読んでもういいかなと思って触れてなかった朝井作品をひさしぶりに読んだ。解説で東畑開人が「朝井リョウは意地悪だ」と書いていて、さすがだなと思う。おれは朝井リョウは性格が悪いと捉えていたが、「意地悪」が正しいな。構ってほしさを隠せない幼稚さを含めて的確に表現している。
June 21, 2026 at 4:21 PM
濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』をTOHOシネマズ池袋で観る。昨日ネガティブな感想を書いたあとそこまで悪い印象じゃなかったんだけどな、と思ったので2回目。翻訳をめぐるやりとりの味わい深さ、「選べないよ」以降は誰の夢なのか問題など、考えたい問題がいくつもある。いろいろな意味で是枝最新作と並べてしゃべってみるとおもしろいかも、と思った。(2026映画16)
June 21, 2026 at 4:07 AM
濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』をTOHOシネマズ池袋で観る。作中作と呼応する大きな枠組みがだんだん現れてくる名人芸にはいつもながら唸らされるが、夜道を歩きながらの重要な対話の発生という濱口作品の頻出モチーフについて、フランス人女性が出てくるからか『ビフォア・サンライズ』を今回強く想起してしまい、濱口はあらゆる人間関係を恋愛のバリエーションとしか考えていないのではないかという疑念が強まるややこしい第一感想を抱いた。施設の中庭を評した「閉じていると同時に開かれている」という作中の言葉が作品そのものをかなりの程度象徴しているなーという印象。それは往復書簡の性質でもあるか。(2026映画15)
June 20, 2026 at 1:33 PM
是枝裕和監督『箱の中の羊』をグランドシネマサンシャイン池袋で観る。酷評するほどひどいとは思わないが、全体として2時間以上かけて存在しない長篇の前日譚を見せられた気分。物語的に重要と思われるドライシャンプーのくだり(ここのテーゼには別に異論はないけど『歩いても 歩いても』でしっかり見せたとこじゃないか?)をビバリーヒルズ青春白書みたいな処理にしてしまったのはどうなのって感じだった。終映後、後ろの女子グループのなかのひとりが「もうヤバい、開始2秒で泣き始めてずっと泣いてた」と言っていてそれもうたぶん映画観てないだろと思ったが、別に映画を観ないで泣いててもいいのがこの世界です。(2026映画14)
June 6, 2026 at 1:57 PM
ルノアールにて、右のテーブルの高齢女性二人組は片方の「某官庁に勤めている甥が高市早苗から感謝状をもらうことになり、付随する食事会に親戚として参加するかもしれない」的な話をもう一方が「そういう特別な方々とご一緒する機会があるなんて甥御さんはご立派ねえ」等と承けており、左のテーブルの高齢男性はいちおう控えめではあるがおれにも聞こえる音量で「中指・人差し指・親指の三本の指によって……魂のかたち……金運……引き寄せる」といった言葉が流れてくる動画を再生している。おれは那須正幹『屋根裏の遠い旅』をもうすぐ読み終わる。
June 6, 2026 at 5:27 AM
で、『仮面ライダー龍騎』になだれこんでいるのだが、レンがあまりにも『NANA』のレンの格好をしていて集中できない。
May 24, 2026 at 3:24 PM
『仮面ライダーアギト』も51話まで。なかなかおもしろくならねえなーと思いながらずっと見ていたが、ブラックジャックみたいな医者が出てきたあたりから盛り上がってきた。新世紀エヴァンゲリオンみたいな話だったような気がする。
May 24, 2026 at 3:22 PM
「(略)私たちは、他者が理解できる客観的なフォーマットを通じて自らの行為や人格や責任を明らかにすることをたがいに要求するようになっている。個人の内面は、もはや文学や日記や精神分析によって私秘的に探求されるものではなくなり、SNSを通じて常に開示され編集され、共有(「シェア」)されるものへとなりつつある。逸脱的な個人への社会的排除もまた、しばしば既存の道徳規範や法律に基づいてなされるよりも前に、「炎上」と呼ばれる情報と情動の大規模なシェアを通じた排除の構成によって遂行される」(p.24、久保明教『機械カニバリズム』講談社選書メチエ、2018)というのは非常に明快な整理で、いまも有効だと思った。
May 4, 2026 at 6:33 AM
フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督『プロジェクト・ヘイル・メアリー』をグランドシネマサンシャイン池袋で観る。しばらく観てると頭のなかにひとつでっかいクエスチョンマークが出てきて、その謎の解決と物語のクライマックスを同調させるための構成の必然、みたいなことが感じられてわりとよかったのだが、映画館の方針による規制退場待ちの時間でとなりのカップルが「最後匂わせで終わるんじゃなくてわかりやすいハッピーエンドを見せてくれてよかった」みたいな感想を言い合ってるのを聞いてしまい、これをわかりやすいハッピーエンドだと思う連中と同じ世界に生きてるのか……と思った。(2026映画13)
May 2, 2026 at 2:08 PM
ダニエル・チョン監督『私がビーバーになる時』日本語吹替版をグランドシネマサンシャイン池袋で観る。途中までは「ちょっと気になる部分はあるが脚本はまあ練られているか」の印象だったが、「森の評議会」、というか昆虫の王の母子が出てきたあたりからバランスの取れてなさが目立ってきた気がする。結末も現実的な落とし所といえばそれはそうかもしれないが……という感じで、直近の衆院選前後のTwitterでも見てるみたいな気分になった。字幕版まで観るかどうかはまだ保留。(2026映画12)
May 2, 2026 at 4:07 AM
『仮面ライダークウガ』第49話まで。この短期間で完走してしまうのがもったいないとも思える名作であった……。いろんなところに大雑把な芝居はあれど緻密な脚本で、子どもたちにどのくらい理解できたものだろうか、と思う一方、ニュアンスは伝わっていたんだろうなという気もする。
April 25, 2026 at 10:37 PM
最初は「終わりだ」しか聞き取れなかったグロンギ語、「トドメだ」「命拾いしたな」あたりまでわかるようになり、いまたぶん「今度こそ殺す」と聞こえた。
April 19, 2026 at 2:22 PM
『仮面ライダークウガ』第12話「恩師」が学園ドラマ(の、その後)としても素晴らしすぎて、シャッポ脱ぎです……。
April 19, 2026 at 11:57 AM
どこかでちゃんと取り組む必要があるんだろうなと思ってた平成ライダーについに手をつける。『仮面ライダークウガ』、まだ第6話だけど、一条が五代のなかに自分と同じものを(あるいは自分のなかに五代と同じものを)見出していくプロセスが丁寧に描かれていて名作の予感。いまのとこ、一条がああいう動きかたをするタイプなのにある程度偉くなってるのがいちばんのファンタジーという感じがする。
April 19, 2026 at 1:46 AM
ヨアキム・トリアー監督『センチメンタル・バリュー』をTOHOシネマズ シャンテで観る。すばらしかった。家庭を顧みない映画監督グスタフ・ボルグが、舞台俳優をしている娘ノーラを主演に新作を製作しようとするところから物語が始まり、壊れた家族が壊れたまま関わることである種の救いが生まれるところで終わる、と読んだ。造形が似ているわけではないのに表情で父と娘であることがわかってしまう芝居の説得力。エンドクレジットに「キャストとクルーの家族みんなのpatienceにhuge thanks」みたいなこと書いててオッシャレー、と思った。ビクトル・エリセ監督『瞳をとじて』と比較してみたくなる。(2026映画11)
March 22, 2026 at 4:29 PM
ヨアキム・トリアー監督『センチメンタル・バリュー』をTOHOシネマズ シャンテで観る。3月21日のこと。観たというか観てないというか……。開始数分後に寝落ちしてしまったのでちゃんと観なければならない。(2026映画10)
March 22, 2026 at 3:37 AM
ジョシュ・サフディ監督『マーティ・シュプリーム』をグランドシネマサンシャイン池袋で観る。3月15日のこと。『恋愛裁判』鑑賞時にかかっていた予告がおもしろそうだったので結構楽しみにしていたが……うーん。ほぼ2時間半の長さを感じないくらいさまざまなエピソードが展開し、ところどころギャグも炸裂しててつまらなくはないのだが、西村賢太というか北町貫多が主人公の映画『8番出口』といった趣で、めちゃくちゃ勝手なやつだなあ、としか思えなかった。時代背景としては北町貫多というより宮本輝『流転の海』シリーズにおける松坂熊吾のほうが近いかもしれず、そう考えたらちょっとだけわかるかもしれない。(2026映画09)
March 22, 2026 at 3:33 AM
渡邉聡監督『ブラックホールに願いを!』をシモキタ エキマエ シネマ『K 2』で観る。2月1日に観て、その日寝る前にメモを書いたけど間違えて消してしまい、書き直そうとする意志が眠気に負けてそのまま寝たから何も残っていないのだが、筒井康隆の『エディプスの恋人』を想起したことだけ覚えている。ブラックホールに関する科学エッセイをいくつか読んだことがあったため、観ながら「事象の地平線」で起きるとされていることとの整合性を考えたり、宮沢賢治(たぶん『春と修羅』)が出てきてやっぱ宇宙は賢治か、とか思ったことをがんばって思い出した。(2026映画08)
February 22, 2026 at 12:18 AM