いちはら
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25⬆️ 腐 夢 支部でたまに夢小説書いてる人
無言フォロー失礼しております皆様の生み出す素敵な推したちで栄養取らせて頂いておりますありがとうございます
から始まる、大学生 潮江文次郎 が、社会に揉まれて潰されて捻くれた女夢主 の虜になる話。※現パロ、年齢操作あり

名『俺のFemme Fatale.』
April 5, 2026 at 8:46 AM
「そっち風下だし、私まだ煙草吸うしさ、こっちおいでよ。」

少し首を傾げて、スっと目を細めて、緩く微笑まれて、おいでよ なんて言われて。
思考する前に勝手に身体が動いて、女の方へ足を進めていた。
一歩また一歩と近付けば近付くほど、煙草の臭いと、桜のような紫陽花のような匂いで肺が充満していって。

あぁ、こんなに女に魅了されたのは初めてだ。

俺はきっと、このままこの女に溺れ堕ちるのだ。
April 5, 2026 at 8:35 AM
見蕩れていた。たまたま居合わせただけの女に。
こんな時、土砂降りの雨が止んで光が女を照らせばその神々しさに天女だなんだとでも思うのだろう。
そんな展開なんてなくても、雨が止むことがなくても、俺は見入ってしまった。
煙草を吸っている時点で天女なんて綺麗なものでは無いのだろうが、この雨に濡れてしゃがんで小さくなっている女が、なぜか強く見えるこの女の方が、天女よりよっぽど魅力的だと確信していた。

「ごめんね、煙草臭くて。臭い全部そっち行ってたね。」

土砂降りでかき消されそうな声がスっと耳に入って、鼓膜を震わせた。
声を聞いた瞬間から、世界から音が消えたように、女の声しか聞こえなくなっていた。
April 5, 2026 at 8:26 AM
ふと辺りを見渡すと外付けの灰皿の隣でしゃがんで煙草を吸っている女がいた。
その女は、ボーッとバケツをひっくり返した様に流れる雨を見ていた。
その時、煙草の匂いに紛れて桜のような、紫陽花のような、甘い香水とは違う匂いが風に乗って流れてきて、好きな匂いだ なんて思った。
女の長い髪が風にふき乱れて、髪に隠れていた耳にピアスがたくさん付いているのが見えた。
煙草を持ってない手で髪を抑えて耳にかけて、目を伏せた横顔がはっきり見えて。
その目が不意にこちらを向いて、俺と目が合って。
濡れた長い前髪、雨に濡れてメイクが崩れたのか少し黒い目元、ぽってりした唇にのる暗めの赤色、そして口紅の色が移った煙草。
April 5, 2026 at 8:07 AM
それは何でもない日のこと。
大学から帰ろうと外に出たらたまたま天気予報が外れて雨が降っていた。
その日はいつも使ってる鞄じゃなかった。
だから、いつも持ち歩いている折りたたみ傘が入ってなかった。
これくらいなら走れる と思って走っていたら何処かで雨宿りしないと と思うほど雨が強くなった。
少し行ったところに文化ホールがあり、文化ホールと同じ敷地にある大きな公園は出入りが自由だからか進入禁止にはなっていなかったので屋根のある所で雨が弱まるのを待っていた。
入口には休館の札が掛かっていたが、何処からか煙草の臭いがして俺の他に先客がいたと気づいた。
April 5, 2026 at 7:45 AM