大名家崩れのご落胤ということで、大層高い値で妓楼に買われたゾ。元来闊達な質なのに、お仕込みで廓に染められ、手と金を掛けとなるべく育てられた。
引き込み禿を終え振袖新造になる頃には、既に旦那希望が後を絶たず、だれがその座を射止めるかが注目の的だった。
大名家崩れのご落胤ということで、大層高い値で妓楼に買われたゾ。元来闊達な質なのに、お仕込みで廓に染められ、手と金を掛けとなるべく育てられた。
引き込み禿を終え振袖新造になる頃には、既に旦那希望が後を絶たず、だれがその座を射止めるかが注目の的だった。
「□ー、おれもタトゥー入れみてェ」ロの膝に座ってロの手をにぎにぎしたりぎゅうっとしたり、手の甲や指のタトゥーをなぞってみたりしては遊んでいたゾが、ふとロの顔を見上げてそんなことを言った。「タトゥーを?それは別に構わないが、どこに入れたいんだ?」「んー」ロに全ての体重を預けるゾはこてんと首を傾げて考える仕草をする。船長であるロを始め、♡のクルーの多くがどこかしらにタトゥーを入れているので自分も、となんとなーく思っただけで場所など特に考えてはなかったゾ。再びロの顔を見上げて「どこがいいと思う?」と尋ねてみれば、ロはやんわりと目を眇めて「そうだなァ」とゾと一緒に考え始めた。
「□ー、おれもタトゥー入れみてェ」ロの膝に座ってロの手をにぎにぎしたりぎゅうっとしたり、手の甲や指のタトゥーをなぞってみたりしては遊んでいたゾが、ふとロの顔を見上げてそんなことを言った。「タトゥーを?それは別に構わないが、どこに入れたいんだ?」「んー」ロに全ての体重を預けるゾはこてんと首を傾げて考える仕草をする。船長であるロを始め、♡のクルーの多くがどこかしらにタトゥーを入れているので自分も、となんとなーく思っただけで場所など特に考えてはなかったゾ。再びロの顔を見上げて「どこがいいと思う?」と尋ねてみれば、ロはやんわりと目を眇めて「そうだなァ」とゾと一緒に考え始めた。