光の濃淡 素材の手触り
静けさは場の余白から生まれる
背景としての建築 その思索の記録
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藤 悟志 + X設計室
X-KAI ARCHITECTS
しかし,その先は暗く,奥までは見えない.
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しかし,その先は暗く,奥までは見えない.
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その窪みへ身を寄せると,鈍く落ちる光のなかで,守られたような感覚がある.
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その窪みへ身を寄せると,鈍く落ちる光のなかで,守られたような感覚がある.
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足元へ落ちる長い影が,大地との境を曖昧にする.
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足元へ落ちる長い影が,大地との境を曖昧にする.
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光の届かない向こう側には,闇がたまっていく.
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光の届かない向こう側には,闇がたまっていく.
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低い光が長い影を落とすなか,身体の重みが内と外のあいだを流れていく.
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低い光が長い影を落とすなか,身体の重みが内と外のあいだを流れていく.
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そのあいだに落ちる暗がりの先へ,視線が向かう.
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そのあいだに落ちる暗がりの先へ,視線が向かう.
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長い影の奥で,迫り出す壁と低い天井のあいだに,暗がりがたまっていく.
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長い影の奥で,迫り出す壁と低い天井のあいだに,暗がりがたまっていく.
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明るい外からその暗がりへ足を入れるとき,身体の重みがわずかに前へ移る.
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明るい外からその暗がりへ足を入れるとき,身体の重みがわずかに前へ移る.
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張り出した部分の下に落ちる影が奥へ向かって深くたまり,見上げた先にある輪郭が残る.
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張り出した部分の下に落ちる影が奥へ向かって深くたまり,見上げた先にある輪郭が残る.
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低い天井から落ちる鈍い光が,床にわずかな明暗を残す.
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低い天井から落ちる鈍い光が,床にわずかな明暗を残す.
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低い光が床に長い影を落とし,その影を越えるとき,身体の重みがわずかに移る.
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低い光が床に長い影を落とし,その影を越えるとき,身体の重みがわずかに移る.
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ずれながら重なる面が,奥行きに偏りをつくり,その交点に淡い影が落ちる.
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ずれながら重なる面が,奥行きに偏りをつくり,その交点に淡い影が落ちる.
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上から回り込む鈍い光が,床に落ちる陰に沿って沈んでいる.
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上から回り込む鈍い光が,床に落ちる陰に沿って沈んでいる.
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暗がりに沈む床へ落ちる線が,奥へ伸びている.
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暗がりに沈む床へ落ちる線が,奥へ伸びている.
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大地とのあいだの闇が,足元に残る.
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大地とのあいだの闇が,足元に残る.
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その奥に潜む輪郭が見えてくるまで,視線がとどまる.
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その奥に潜む輪郭が見えてくるまで,視線がとどまる.
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外部へ視線が抜けるとき,境を越える重心がわずかに移る.
額縁に収まった景色が,外へひらいている.
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外部へ視線が抜けるとき,境を越える重心がわずかに移る.
額縁に収まった景色が,外へひらいている.
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それぞれの塊が地形に深く食い込み,大地にとどまる.
低い軒の下に溜まる深い闇が,足元に残る.
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それぞれの塊が地形に深く食い込み,大地にとどまる.
低い軒の下に溜まる深い闇が,足元に残る.
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足裏に伝わる床の感触が,水平面のひろがりと闇の奥行きを交互に返す.
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足裏に伝わる床の感触が,水平面のひろがりと闇の奥行きを交互に返す.
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歩みを進めるごとに肌に触れる空気の密度が変わり,外の気配がふいに遮られる.
細い通路の先に,かすかな光がのぞく.
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歩みを進めるごとに肌に触れる空気の密度が変わり,外の気配がふいに遮られる.
細い通路の先に,かすかな光がのぞく.
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頭上に迫り出す上部のマッスが,重みを残したままそこにある.
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頭上に迫り出す上部のマッスが,重みを残したままそこにある.
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床面付近から立ち上がる壁は,上方の暗がりへ吸い込まれるように輪郭を曖昧にする.
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床面付近から立ち上がる壁は,上方の暗がりへ吸い込まれるように輪郭を曖昧にする.
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壁の隙間を通り,その内側へ入るとき,肌を撫でる空気の密度がわずかに変わる.
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壁の隙間を通り,その内側へ入るとき,肌を撫でる空気の密度がわずかに変わる.
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見上げる視界の奥を重たい量塊が占め,スリットの奥にだけ遠い光が残る.
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見上げる視界の奥を重たい量塊が占め,スリットの奥にだけ遠い光が残る.
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視線の届かない奥底に重なる影は,視覚的な情報を超え,肌に触れる空気の重みとしてその存在を刻む.
死角となる空間の奥には,濃密な沈黙がただ静かに滞留していく.
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視線の届かない奥底に重なる影は,視覚的な情報を超え,肌に触れる空気の重みとしてその存在を刻む.
死角となる空間の奥には,濃密な沈黙がただ静かに滞留していく.
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