水俣病に取材した作品。
資本の論理によって、人が人として生きる権利を剥奪され、剥き出しの生を強いられる……そうした現実は、今もこの地球上で、あるいは、私たちの身近な場でも、生じている。
そのとき、文学には、果たして何ができるのか。
私は、その答えの一つが本書だと思う。
全体を読むことが厳しければ、開いたページを拾い読みするだけでもいい。
ただし、できれば同じ著者の『椿の海の記』(河出書房新社)も合わせて読んでほしい。
#ヨージのオススメ本
www.kodansha.co.jp/book/product...
水俣病に取材した作品。
資本の論理によって、人が人として生きる権利を剥奪され、剥き出しの生を強いられる……そうした現実は、今もこの地球上で、あるいは、私たちの身近な場でも、生じている。
そのとき、文学には、果たして何ができるのか。
私は、その答えの一つが本書だと思う。
全体を読むことが厳しければ、開いたページを拾い読みするだけでもいい。
ただし、できれば同じ著者の『椿の海の記』(河出書房新社)も合わせて読んでほしい。
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——いたみを癒すということ』(筑摩書房)
どうしても本を読むのが苦手で、長い文章に目を通すことができない…という人は、「最終章 ヒロシマ──僕のトラウマから、僕らのトラウマへ」だけでもいいので、ページをめくってみてほしい。
悪魔の兵器によって「時間の奥行がない街並み」へと変貌させられた場。
そんな広島に生きる人々の営みから、筆者が考え、言葉にしたことは、例えば、主客二元論を超えた人々のありようを示唆してくれる。それはまさに、ケアの倫理という主題である。
#ヨージのオススメ本
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
——いたみを癒すということ』(筑摩書房)
どうしても本を読むのが苦手で、長い文章に目を通すことができない…という人は、「最終章 ヒロシマ──僕のトラウマから、僕らのトラウマへ」だけでもいいので、ページをめくってみてほしい。
悪魔の兵器によって「時間の奥行がない街並み」へと変貌させられた場。
そんな広島に生きる人々の営みから、筆者が考え、言葉にしたことは、例えば、主客二元論を超えた人々のありようを示唆してくれる。それはまさに、ケアの倫理という主題である。
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一貫性、同一性を維持する〈私〉という近代的な自己像が、いま、僕たちの…とりわけ、若い世代の心を悩ませているのなら、そうした自己像を読み換えていくこともまた、人文知における重要な課題となるだろう。
無数の他者、無数の文脈の結び目として現象するのが自己なるものである──そう考えることで、自己は、フレキシブルな複数性を生きるものとして再生される。
その、自己の編み直しの第一歩として読める本書が、この社会に在ること。その意義は大きい。
#ヨージのオススメ本
www.kodansha.co.jp/book/product...
一貫性、同一性を維持する〈私〉という近代的な自己像が、いま、僕たちの…とりわけ、若い世代の心を悩ませているのなら、そうした自己像を読み換えていくこともまた、人文知における重要な課題となるだろう。
無数の他者、無数の文脈の結び目として現象するのが自己なるものである──そう考えることで、自己は、フレキシブルな複数性を生きるものとして再生される。
その、自己の編み直しの第一歩として読める本書が、この社会に在ること。その意義は大きい。
#ヨージのオススメ本
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言わずと知れた大ヒット漫画。
物語の結末に至る直前までは、仮想された世界を舞台とするフィクションだが、そこには、ヨーロッパの近代という時代がいかにして現れ、そのパラダイムシフトのなかでどのようなことが生じていたのかをイメージさせてくれるエピソードや描写がふんだんに盛り込まれている。
そして、物語の全体の展開や構成──あるいはラファウというキャラの分裂──が、弁証法的な思考や歴史観を象徴してもいる。
人文知への入口として、相当に優秀な作品である。
#ヨージのオススメ本
shogakukan-comic.jp/book-series?...
言わずと知れた大ヒット漫画。
物語の結末に至る直前までは、仮想された世界を舞台とするフィクションだが、そこには、ヨーロッパの近代という時代がいかにして現れ、そのパラダイムシフトのなかでどのようなことが生じていたのかをイメージさせてくれるエピソードや描写がふんだんに盛り込まれている。
そして、物語の全体の展開や構成──あるいはラファウというキャラの分裂──が、弁証法的な思考や歴史観を象徴してもいる。
人文知への入口として、相当に優秀な作品である。
#ヨージのオススメ本
shogakukan-comic.jp/book-series?...
私たちが自分の身体について何かしらの迷いや違和感を抱くとき、そこには、近代的な心身二元論の影響が働いているのかもしれない。
ならば、心身二元論──精神と身体を分節し、精神を優位に、身体を劣位に置く人間観──を乗り越えることは、私たちにとって非常に大切な営みになるはずだ。
本書は、そうした哲学的テーマを、「ちくまQブックス」という、中学生、あるいは小学校高学年からでもチャレンジできるレーベルで扱う、稀有な一冊。
同著者『手の倫理』の入門として。
#ヨージのオススメ本
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
私たちが自分の身体について何かしらの迷いや違和感を抱くとき、そこには、近代的な心身二元論の影響が働いているのかもしれない。
ならば、心身二元論──精神と身体を分節し、精神を優位に、身体を劣位に置く人間観──を乗り越えることは、私たちにとって非常に大切な営みになるはずだ。
本書は、そうした哲学的テーマを、「ちくまQブックス」という、中学生、あるいは小学校高学年からでもチャレンジできるレーベルで扱う、稀有な一冊。
同著者『手の倫理』の入門として。
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#ヨージのオススメ本
#現代評論テーマ講義
#三省堂
www.sanseido-publ.co.jp/np/detail/22...
#ヨージのオススメ本
#現代評論テーマ講義
#三省堂
www.sanseido-publ.co.jp/np/detail/22...
「新書大賞2023」を受賞した本書は、ポスト構造主義の入門書として決定版だと思う。
わかりやすく丁寧な語り口で「脱構築」のイメージを持たせてくれるのみならず、それを、僕たちの「生きること」に結び付けてくれる。
「第七章 ポスト・ポスト構造主義」はかなり手強いので、いずれ力を付けてから読むのでもいい。
「付録 現代思想の読み方」は、精読の方法論として、強くオススメしたい。
僕は、この本へ向かう足場として、『現代評論テーマ講義』(三省堂)を書いた。
#ヨージのオススメ本
www.kodansha.co.jp/book/product...
「新書大賞2023」を受賞した本書は、ポスト構造主義の入門書として決定版だと思う。
わかりやすく丁寧な語り口で「脱構築」のイメージを持たせてくれるのみならず、それを、僕たちの「生きること」に結び付けてくれる。
「第七章 ポスト・ポスト構造主義」はかなり手強いので、いずれ力を付けてから読むのでもいい。
「付録 現代思想の読み方」は、精読の方法論として、強くオススメしたい。
僕は、この本へ向かう足場として、『現代評論テーマ講義』(三省堂)を書いた。
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初版は1988年。古典的名著と言える構造主義入門の決定版。
冒頭に、
> ちょっと進んだ高校生、いや、かなりおませな中学生の皆さんにも読んでいただけるように、書いてみました
とあるように、本当に、懇切丁寧に、真摯に、「構造」という概念について解説してくれます。
そして、この「構造」という概念を理解すること無しに現代思想を学ぶことはできないので、現代思想がこの社会に必要なものである限り、本書の重要性は、これからも色褪せることないでしょう。
#ヨージのオススメ本
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初版は1988年。古典的名著と言える構造主義入門の決定版。
冒頭に、
> ちょっと進んだ高校生、いや、かなりおませな中学生の皆さんにも読んでいただけるように、書いてみました
とあるように、本当に、懇切丁寧に、真摯に、「構造」という概念について解説してくれます。
そして、この「構造」という概念を理解すること無しに現代思想を学ぶことはできないので、現代思想がこの社会に必要なものである限り、本書の重要性は、これからも色褪せることないでしょう。
#ヨージのオススメ本
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「人権」とは、出自や属性を問わず、すべての人が生まれながらに持つ権利であるはずです。
愚かな生き物である私たち人間が、それでもなんとか手にすることのできた、絶対に後世へと手渡さなくてはならない、尊い理念です。
けれども、今現在はその保障が、原則、国民国家という装置に委ねられている。
ゆえに、その成員から排除され、不可視化される人々は、「人権」を剥奪された非-人間として、剥き出しのままにこの世界に投げ出されてしまっているわけです。
今、この瞬間にも。
#ヨージのオススメ本
www.msz.co.jp/book/detail/...
「人権」とは、出自や属性を問わず、すべての人が生まれながらに持つ権利であるはずです。
愚かな生き物である私たち人間が、それでもなんとか手にすることのできた、絶対に後世へと手渡さなくてはならない、尊い理念です。
けれども、今現在はその保障が、原則、国民国家という装置に委ねられている。
ゆえに、その成員から排除され、不可視化される人々は、「人権」を剥奪された非-人間として、剥き出しのままにこの世界に投げ出されてしまっているわけです。
今、この瞬間にも。
#ヨージのオススメ本
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およそ「国語」や「日本語」というものに、とりわけ「教える」という立場でかかわる人ならば、絶対に読んでおいた方がいいよ。
自分のいま立つこの場が、どのように構築されてきて、どういった問題や課題を内包するのかということを知らなければ、我々の仕事は、すぐに暴力へと転じてしまう。
例えば僕は、教科としての国語における「古典擁護派」「文法擁護派」だけれど、その擁護の仕方には、細心の注意を払わねばならないことを改めて痛感した。
#ヨージのオススメ本
#安田敏朗
#中公新書
およそ「国語」や「日本語」というものに、とりわけ「教える」という立場でかかわる人ならば、絶対に読んでおいた方がいいよ。
自分のいま立つこの場が、どのように構築されてきて、どういった問題や課題を内包するのかということを知らなければ、我々の仕事は、すぐに暴力へと転じてしまう。
例えば僕は、教科としての国語における「古典擁護派」「文法擁護派」だけれど、その擁護の仕方には、細心の注意を払わねばならないことを改めて痛感した。
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#安田敏朗
#中公新書
高校生の頃に文学に目覚め、大学は国語国文科で院進もし、塾予備校の国語・現代文講師として四半世紀を生きてきて、そしていま、入り直した大学院で文学研究の博士論文を執筆している僕──言い換えれば、これまでそれなりの数の文学テクストを読んできた僕──の中で、もしかしたら、この、
宗秋月「猪飼野のんき眼鏡」
が、小説ならばNo. 1かもしれない。
#ヨージのオススメ本
#宗秋月
#宗秋月全集
#土曜美術社出版販売
高校生の頃に文学に目覚め、大学は国語国文科で院進もし、塾予備校の国語・現代文講師として四半世紀を生きてきて、そしていま、入り直した大学院で文学研究の博士論文を執筆している僕──言い換えれば、これまでそれなりの数の文学テクストを読んできた僕──の中で、もしかしたら、この、
宗秋月「猪飼野のんき眼鏡」
が、小説ならばNo. 1かもしれない。
#ヨージのオススメ本
#宗秋月
#宗秋月全集
#土曜美術社出版販売
伊藤遊『鬼の橋』(福音館書店)。
小野篁、坂上田村麻呂、そして、「鬼」。
#ヨージのオススメ本
www.fukuinkan.co.jp/book?id=1413
伊藤遊『鬼の橋』(福音館書店)。
小野篁、坂上田村麻呂、そして、「鬼」。
#ヨージのオススメ本
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遅塚忠躬『フランス革命 歴史における劇薬』(岩波ジュニア新書)
です。誤解なきようにことわっておくと、この本は、「コテコテの左翼本」でもなければ「『愛国心』批判の書」でもありません。近代的な意味での「国」が持つ可能性と危険性を、先人たちへの深い深い敬意を以て著した一冊なんです。凄い、ですよ。
#ヨージのオススメ本
#遅塚忠躬
#フランス革命
#岩波ジュニア新書
#岩波書店
www.iwanami.co.jp/book/b269079...
遅塚忠躬『フランス革命 歴史における劇薬』(岩波ジュニア新書)
です。誤解なきようにことわっておくと、この本は、「コテコテの左翼本」でもなければ「『愛国心』批判の書」でもありません。近代的な意味での「国」が持つ可能性と危険性を、先人たちへの深い深い敬意を以て著した一冊なんです。凄い、ですよ。
#ヨージのオススメ本
#遅塚忠躬
#フランス革命
#岩波ジュニア新書
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本書を読むことは、時に、自らを消してしまいたくなるほどに痛みを伴う営みとなるかもしれません。
少なくとも私にとっては、そうでした。
けれどもその痛みは、これからも教壇に立ち続ける自分には、絶対に必要な経験であったのだと思います。
#ヨージのオススメ本
www.junposha.com/smp/book/b66...
本書を読むことは、時に、自らを消してしまいたくなるほどに痛みを伴う営みとなるかもしれません。
少なくとも私にとっては、そうでした。
けれどもその痛みは、これからも教壇に立ち続ける自分には、絶対に必要な経験であったのだと思います。
#ヨージのオススメ本
www.junposha.com/smp/book/b66...
そもそも「多数決」自体が、市民の意見を集約する方法として非合理的なものである──という考え方もあるようです。
そうしてその非合理性は、実は、フランス革命の段階から指摘されていたらしい。
これからしばらくは、もちろん、現行の選挙制度のなかで私たちは戦っていかねばなりません。
けれども、選挙制度それ自体を見直し、市民の意見を集約するための、より"まし"な方法を追求、構築していくことも大切であるはずです。
坂井豊貴『多数決を疑う』(岩波新書)
もまた、そうしたことを考える上で必須の入門書と言えるでしょう。
#ヨージのオススメ本
そもそも「多数決」自体が、市民の意見を集約する方法として非合理的なものである──という考え方もあるようです。
そうしてその非合理性は、実は、フランス革命の段階から指摘されていたらしい。
これからしばらくは、もちろん、現行の選挙制度のなかで私たちは戦っていかねばなりません。
けれども、選挙制度それ自体を見直し、市民の意見を集約するための、より"まし"な方法を追求、構築していくことも大切であるはずです。
坂井豊貴『多数決を疑う』(岩波新書)
もまた、そうしたことを考える上で必須の入門書と言えるでしょう。
#ヨージのオススメ本
最首悟と言えば、僕にとっては『能力で人を分けなくなる日』(創元社)の書き手。
こんなに素晴らしい一冊を残してくださったことに、心の底から「ありがとうございました」とお伝えしたい。
優生学に抗うための、小学生から大人まで読むことのできる一冊。
もっと、広く、広く、たくさん、たくさんの読者へと開かれていくべき一冊。
#ヨージのオススメ本
#最首悟
#能力で人を分けなくなる日
#創元社
#あいだで考える
www.sogensha.co.jp/book/b101378...
最首悟と言えば、僕にとっては『能力で人を分けなくなる日』(創元社)の書き手。
こんなに素晴らしい一冊を残してくださったことに、心の底から「ありがとうございました」とお伝えしたい。
優生学に抗うための、小学生から大人まで読むことのできる一冊。
もっと、広く、広く、たくさん、たくさんの読者へと開かれていくべき一冊。
#ヨージのオススメ本
#最首悟
#能力で人を分けなくなる日
#創元社
#あいだで考える
www.sogensha.co.jp/book/b101378...
という一冊があります。
この本の読者層が、十代の子どもたち…のみならず、大人の私たちも含め、その裾野を広げていけばいくほど、
「9条を変えろ!」
みたいな暴論を口にする人は減っていくはずです。そう、信じたいです。
とりわけ、空襲の際、赤ちゃんを庇って焼け死んだ、おそらくは母親の姿を描くところだけでもいいから、一人でも多くの人たちと共有したい。
切に願います。
#ヨージのオススメ本
#岩波書店
#岩波ジュニア新書
#憲法読本
#杉原泰雄
www.iwanami.co.jp/book/b223806...
という一冊があります。
この本の読者層が、十代の子どもたち…のみならず、大人の私たちも含め、その裾野を広げていけばいくほど、
「9条を変えろ!」
みたいな暴論を口にする人は減っていくはずです。そう、信じたいです。
とりわけ、空襲の際、赤ちゃんを庇って焼け死んだ、おそらくは母親の姿を描くところだけでもいいから、一人でも多くの人たちと共有したい。
切に願います。
#ヨージのオススメ本
#岩波書店
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#憲法読本
#杉原泰雄
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南野森『10歳から読める・わかる いちばんやさしい 日本国憲法』(東京書店)
何より本当にわかりやすいし、解説が丁寧だし、総ルビだし、タイトル通り小学生だって楽しめる。それでいて、私たち大人が読んでも「なるほどなぁ…」って。オススメですよん。
#ヨージのオススメ本
南野森『10歳から読める・わかる いちばんやさしい 日本国憲法』(東京書店)
何より本当にわかりやすいし、解説が丁寧だし、総ルビだし、タイトル通り小学生だって楽しめる。それでいて、私たち大人が読んでも「なるほどなぁ…」って。オススメですよん。
#ヨージのオススメ本
こんなに心に重く響く詩論には、なかなかに出合えるものじゃない。
詩とは。
文学とは。
あるいは、証言とは。
そうしたことを考える際、常に想起しないではいられない、そんな随想。
僕がこの随想を知ったのは、某大学の入試問題に使われたから。僕は予備校講師として出合ったけれど、受験生としてこの素晴らしい文章に心を震わせた人もいると思う。
願わくは、大学受験の現代文は、そうした出合いの場であってほしい。
#ヨージのオススメ本
こんなに心に重く響く詩論には、なかなかに出合えるものじゃない。
詩とは。
文学とは。
あるいは、証言とは。
そうしたことを考える際、常に想起しないではいられない、そんな随想。
僕がこの随想を知ったのは、某大学の入試問題に使われたから。僕は予備校講師として出合ったけれど、受験生としてこの素晴らしい文章に心を震わせた人もいると思う。
願わくは、大学受験の現代文は、そうした出合いの場であってほしい。
#ヨージのオススメ本
↓
カール・マルクス「ほーん、このヨハン・モストやらの書いたやつ、なかなか悪くないねぇ…ただ、ここはこう直したほうが良いし、ここもこう直したほうが良いねぇ」
──という流れで爆誕した、
ヨハン・モスト原著/カール・マルクス加筆修正『マルクス自身の手による資本論入門』(大月書店)
の助けがなかったら、僕、『資本論』の「し」の字も理解できなかったですよ。
#ヨージのオススメ本
www.otsukishoten.co.jp/book/b54522....
↓
カール・マルクス「ほーん、このヨハン・モストやらの書いたやつ、なかなか悪くないねぇ…ただ、ここはこう直したほうが良いし、ここもこう直したほうが良いねぇ」
──という流れで爆誕した、
ヨハン・モスト原著/カール・マルクス加筆修正『マルクス自身の手による資本論入門』(大月書店)
の助けがなかったら、僕、『資本論』の「し」の字も理解できなかったですよ。
#ヨージのオススメ本
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フートゥイという、魅力的極まりない人物がいるのだが、その「自分」を語る言葉が最高に刺さった。
この最新巻には、物語で最も幸せな時が描かれているという。
……これから起きるだろうことに胸が痛む。
しかも、この物語、回想譚なんだよな。つまり、出来事を回想する誰かは、これから起きる哀しいことをすべて知っているんだよ。
それがまた、切ない。
#ヨージのオススメ本
a.co/cCf4iQM
フートゥイという、魅力的極まりない人物がいるのだが、その「自分」を語る言葉が最高に刺さった。
この最新巻には、物語で最も幸せな時が描かれているという。
……これから起きるだろうことに胸が痛む。
しかも、この物語、回想譚なんだよな。つまり、出来事を回想する誰かは、これから起きる哀しいことをすべて知っているんだよ。
それがまた、切ない。
#ヨージのオススメ本
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言葉を大切にすることは、生き方と自分を大切にすることなんだよ、うん。
いやマジで本当にすごい。
電車の中で泣いちった。
もし私が学校の先生なら、学級文庫として教室に置いておくよ。
この一冊を置いておくことで救われる命や人生が、きっとあるから。
#ヨージのオススメ本
www.sogensha.co.jp/book/b101378...
言葉を大切にすることは、生き方と自分を大切にすることなんだよ、うん。
いやマジで本当にすごい。
電車の中で泣いちった。
もし私が学校の先生なら、学級文庫として教室に置いておくよ。
この一冊を置いておくことで救われる命や人生が、きっとあるから。
#ヨージのオススメ本
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「蟹の虚ろなまなざし、あるいはフライデイの旋回」
というエッセイがある。青土社より刊行の、
『彼女の「正しい」名前とは何か』
に収められている。
このエッセイには、「コミュニケーション」について、不可能性とでも言いたくなるようなその難しさが示されている。
そして、その難しさを乗り越えるための一縷の望みも。
私が、マイノリティの著した文学を論じる際、常に念頭に置く一篇である。
#岡真理
#青土社
#彼女の「正しい」名前とは何か
#ヨージのオススメ本
www.seidosha.co.jp/book/index.p...
「蟹の虚ろなまなざし、あるいはフライデイの旋回」
というエッセイがある。青土社より刊行の、
『彼女の「正しい」名前とは何か』
に収められている。
このエッセイには、「コミュニケーション」について、不可能性とでも言いたくなるようなその難しさが示されている。
そして、その難しさを乗り越えるための一縷の望みも。
私が、マイノリティの著した文学を論じる際、常に念頭に置く一篇である。
#岡真理
#青土社
#彼女の「正しい」名前とは何か
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例の「洞窟の比喩」について、〈イデア/現世〉の二項対立的な捉え方(ニーチェ的な解釈)をバリバリ脱構築してて興奮した。確かによく考えれば、あの比喩において、二つの次元は繋がっているんだよな……言われてみれば確かに。
三十年前にはまったく気づけなかったことも読めるようになっているのだから、僕のここまでの時間も、すべてが無駄だったというわけではないのかもしれない。
#ヨージのオススメ本
#斎藤忍随
#プラトン
#岩波書店
#岩波新書
www.iwanami.co.jp/book/b267126...
例の「洞窟の比喩」について、〈イデア/現世〉の二項対立的な捉え方(ニーチェ的な解釈)をバリバリ脱構築してて興奮した。確かによく考えれば、あの比喩において、二つの次元は繋がっているんだよな……言われてみれば確かに。
三十年前にはまったく気づけなかったことも読めるようになっているのだから、僕のここまでの時間も、すべてが無駄だったというわけではないのかもしれない。
#ヨージのオススメ本
#斎藤忍随
#プラトン
#岩波書店
#岩波新書
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木村敏『心の病理を考える』(岩波書店)
です。
この一冊を読むことができれば、人文哲学系の学びの地平がぐぐぐん!と開ける、そんな名著です。
例えば、私が後年にアガンベンの言う「剥き出しの生」について学んだとき、仮にもイメージを掴めたのは、本書のおかげでした。
1994年の刊行ゆえに用語の古さなどはあるのだろうが、そこは補註などでカバーすれば、まだまだイケるはず。
復刊してほしいなぁ。
#ヨージのオススメ本
www.iwanami.co.jp/book/b268178...
木村敏『心の病理を考える』(岩波書店)
です。
この一冊を読むことができれば、人文哲学系の学びの地平がぐぐぐん!と開ける、そんな名著です。
例えば、私が後年にアガンベンの言う「剥き出しの生」について学んだとき、仮にもイメージを掴めたのは、本書のおかげでした。
1994年の刊行ゆえに用語の古さなどはあるのだろうが、そこは補註などでカバーすれば、まだまだイケるはず。
復刊してほしいなぁ。
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