「中国の不思議な話1」西崎憲再話
中国にも怪奇幻想があって、それらは志怪小説と呼ばれています。そして残っているものはほぼすべて面白いです。幽霊、動物のあやかし、ほら話、不条理、とにかく豊穣な物語群です。
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「中国の不思議な話1」西崎憲再話
中国にも怪奇幻想があって、それらは志怪小説と呼ばれています。そして残っているものはほぼすべて面白いです。幽霊、動物のあやかし、ほら話、不条理、とにかく豊穣な物語群です。
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"中国明代の学者、胡応麟は妖怪話を扱った小説を「志怪(しかい)」と分類しました。中国文学は志怪の歴史とも言えます。『山海経(せんがいきょう)』 『穆天子伝(ぼくてんしでん)』に収められた神話は言うまでもなく、儒家の経典である『左伝』にも少なくない志怪に通ずる物語が収録されています"
志怪社/ 孫見坤 編/ 沢井メグ 訳 『中国妖怪大全』
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...
"中国明代の学者、胡応麟は妖怪話を扱った小説を「志怪(しかい)」と分類しました。中国文学は志怪の歴史とも言えます。『山海経(せんがいきょう)』 『穆天子伝(ぼくてんしでん)』に収められた神話は言うまでもなく、儒家の経典である『左伝』にも少なくない志怪に通ずる物語が収録されています"
志怪社/ 孫見坤 編/ 沢井メグ 訳 『中国妖怪大全』
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...
今夜は志怪小説の2です。文芸には古さというものはないのかなとも思ったりします。志怪小説はほんとうに面白い。
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今夜は志怪小説の2です。文芸には古さというものはないのかなとも思ったりします。志怪小説はほんとうに面白い。
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「瘡蓋(かさぶた)を食べる人」です
中国六朝宋代の志怪書(怪奇な話を集めた書籍)に書かれている話です
かさぶたを食べるのが
何よりも好きな人間がいて
家来や召使いを鞭で打っては
かさぶたを作り
毎日剥がして食べていたといいます
本人曰く
フグの身によく似た味だということです
この話は男女どちらも存在し
複数の志怪書に掲載されています
「瘡蓋(かさぶた)を食べる人」です
中国六朝宋代の志怪書(怪奇な話を集めた書籍)に書かれている話です
かさぶたを食べるのが
何よりも好きな人間がいて
家来や召使いを鞭で打っては
かさぶたを作り
毎日剥がして食べていたといいます
本人曰く
フグの身によく似た味だということです
この話は男女どちらも存在し
複数の志怪書に掲載されています
志怪小説「捜神記」より
「驢鼠(ろそ)」です
作中の登場人物「郭璞(かくはく)」が
安徴省の宣城郡に到着した際
突然姿を現した奇妙な獣です
水牛ほどの大きさで
全身に灰色の毛が生え胸は白く
ゾウの様な足でノロノロと歩いていました
民衆は騒ぎましたが
巫師(祈祷師)が言うに
この獣は驢山(ろさん)の神の遣いなので
一切手出しをしてはならないとのことでした
一人の民が驚いて戟(ほこ)で刺してしまいましたが
獣は何事もなかったかの様に
そのまま静かに荊山(けいさん)の方向に向かって去って行きました
志怪小説「捜神記」より
「驢鼠(ろそ)」です
作中の登場人物「郭璞(かくはく)」が
安徴省の宣城郡に到着した際
突然姿を現した奇妙な獣です
水牛ほどの大きさで
全身に灰色の毛が生え胸は白く
ゾウの様な足でノロノロと歩いていました
民衆は騒ぎましたが
巫師(祈祷師)が言うに
この獣は驢山(ろさん)の神の遣いなので
一切手出しをしてはならないとのことでした
一人の民が驚いて戟(ほこ)で刺してしまいましたが
獣は何事もなかったかの様に
そのまま静かに荊山(けいさん)の方向に向かって去って行きました
カラスヤさんを4コマやエッセイ漫画の方と思い込んでる人は非常に勿体無い!! 怪奇物を描いても一流なのだ!
本邦の志怪漫画家として屈指の存在ではなかろうか。このイヤ~な感覚は凄く馴染み深く、懐かしさもあり心地良い。
カラスヤさんを4コマやエッセイ漫画の方と思い込んでる人は非常に勿体無い!! 怪奇物を描いても一流なのだ!
本邦の志怪漫画家として屈指の存在ではなかろうか。このイヤ~な感覚は凄く馴染み深く、懐かしさもあり心地良い。
『仙人の壺』の姉妹編。出版社は違えども続編と言って差し支えないかと思います。
中国で怪奇ジャンルを志怪とか伝奇と呼ぶそうなのてすが、孔子が怪力乱神は語らずとした事からこれらのジャンルは邪道に仕分けられたそうです。でもずっと人気はあるんてすね。
古代中国においては、天下国家や哲学を論ずる大説に対して、これらは取るに足りない埒もない説として小説と呼ばれました。当時はノベルでもフィクションでもない伝聞の珍奇談だったようです。
唐の時代になると、筋も複雑に表現も巧みになった志怪を特に伝奇と呼ぶようになり、明や清の時代には文言小説としての文飾が多くなったとの事です。
『仙人の壺』の姉妹編。出版社は違えども続編と言って差し支えないかと思います。
中国で怪奇ジャンルを志怪とか伝奇と呼ぶそうなのてすが、孔子が怪力乱神は語らずとした事からこれらのジャンルは邪道に仕分けられたそうです。でもずっと人気はあるんてすね。
古代中国においては、天下国家や哲学を論ずる大説に対して、これらは取るに足りない埒もない説として小説と呼ばれました。当時はノベルでもフィクションでもない伝聞の珍奇談だったようです。
唐の時代になると、筋も複雑に表現も巧みになった志怪を特に伝奇と呼ぶようになり、明や清の時代には文言小説としての文飾が多くなったとの事です。
後漢末から六朝にかけて中国では知識人たちが政治的動乱を当時流行した五行説に元づき吉兆、凶兆と結びつけて解釈をし、鬼神を語った。それらを広範囲の人々に伝えようとしたのが「志怪(怪をしるすの意味)小説」である。平凡社より全訳『捜神記』がある。
後漢末から六朝にかけて中国では知識人たちが政治的動乱を当時流行した五行説に元づき吉兆、凶兆と結びつけて解釈をし、鬼神を語った。それらを広範囲の人々に伝えようとしたのが「志怪(怪をしるすの意味)小説」である。平凡社より全訳『捜神記』がある。
mydramalist.com/781766-da-ta...
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各時代の志怪小説を現代の観点から翻訳したダイジェスト版で、岡本綺堂の『中国怪奇小説集』の令和版みたいな入門書があっても良いんじゃなかろうか。
各時代の志怪小説を現代の観点から翻訳したダイジェスト版で、岡本綺堂の『中国怪奇小説集』の令和版みたいな入門書があっても良いんじゃなかろうか。